私の愛用 Windows ソフト  Y.Saida


Revised 1/30/2009      VISTA Test(by X64 test PC): 05/03/2007, 04/04/2007
[Fomer Updates]  01/23/'07, 09/21/'06, 03/20/'05, 10/19/'03   (Org: 08/1/2003)

ソフトの分類 内容の概略

(1) 常用基幹ソフト
日常のパソコン作業の殆どを担い、能率的な作業環境の基盤を形成している、ファイラー、テキストエディター、ハイパーテキストエディター、インターネット関係、および、これらを支援拡張するソフト。
長年の間に大きな変遷を経て現状に到達している。

(2) 常用支援ソフト
さまざまな支援ツール。  多くはタスクトレイに常駐して "環境整備" を行っている、ミニサイズのフリーウエア達だ。
パソコンの使い勝手を良くするには欠かせない。

(3) セキュリティーソフト
不可避的に発生するハードディスクのクラッシュによる被害を最小に押さえ込むためのバックアップ/リカバリー・ツール。
もはや、OS の一部と考えるべき商業アンチウイルス/インターネットセキュリティー・ソフト以外のセキュリティー補強ツールなど。
OS/ハード・サプライヤーの怠慢をカバーする各種の自衛ツール。

(4) 画像ソフト
デジカメの利用の拡大に伴って急速に比重が増した。
山で撮った展望写真の色調補正やリタッチ、合成パノラマ写真の生成など、ごく限られた操作をしている程度なので、各国のハッカーが開発した優秀なフリーソフトを組み合わせることで大概の用が足りている。
最もパブリックドメインソフトの恩恵を受けている分野であり、鈍重な定番商業ソフトはディスクの肥やしになっている。

(5) 登山、地図関連ソフト
パソコン利用の80%くらいが山登りのためである。
かつてはパームトップやミニノートPCと、800MHz DoCoMo のセットを担いで山に入り、天気図を取得したり行動記録を書いていた。
  もろもろの山域情報の入手、地図情報・気象情報・ルート情報の取得、山岳展望のシミュレーション、山行記録の作成とウエブへの開示、同好仲間との情報交換など。  出かける前の調査/計画と、山の中を歩いているときと、帰ったあとに写真を整理し記録をまとめるときと、三度も美味しい今のスタイルの山歩きは、パソコンとインターネットがあってはじめて可能となる。
  最近、ハンディーGPS を入手し山に持ってゆくようになったので、地図と写真とトラック(行動軌跡)とをリンクした、新しいスタイルの山行記録を作れるようになった。 

(6) ミュージックソフト
昔買い集めた800枚ほどのLPレコードの目ぼしいのを、USBオーディオプロセッサーを繋いだ専用自作PCでデジタル録音し、総演奏時間350時間ほどの音楽ライブラリーを作った。
  普段は寝てばかりのLANサーバにサウンドカードを追加して音楽サーバを兼務させたら、いつでも音楽が聞けるようになり、期待を上回る好結果が得られた。
ライブラリー移植の過程でいくつかの有用なフリーソフトにめぐり合った。

(7) 辞書ソフト
30冊あまりもの辞書・事典・図鑑がデスクの書棚に乗っているが、パソコン辞書ソフトを使うようになってから、それらを開いてみる回数は大幅に減った。
数種の辞書ソフトを併用してもデスクの上の邪魔にならないし、ページをめくる必要もないので愛用している。
Google の辞書サービスや WikiPedia なども充実してきたので時折利用するようになっているが、馴染みと即応性でローカル辞書もまだ捨てがたい。

(8) ハードウエアの制御と監視
この2年ほどの間に7台のパソコンを組立て、ノート以外の現用PC(5台)はすべて自作機になった。
良質な部品を選んで真っ当に組み立て、無理のないセットアップを行えば非常に高い安定性・信頼性が得られる。
システムの中身が100%分かっているので的確なメンテナンスができる。
さらなる信頼性の向上と省エネのため、数種類のモニターソフトとハードウエア制御ツールとを導入している。

(9) 時たま使うお助けソフト、チョッと便利なツール
普段、どちらかと言えば "ハードディスクの肥やし" になっているが、ときたま引っ張り出して起動し、あぁ、これを入れといて良かったなぁ、と思うようなツール。  たまたま見つけたチョッと便利なツール。  開発初期段階でまだ未熟だが、将来の発展を願ってウオッチしているソフトなど。

(10) ポータブルシステム
雑誌の紹介コラムをヒントに、ポータブル・アプリケーションと常用アプリのうちでレジストリー非異存タイプのをいくつか、UBS外付ハードディスクやUSBフラッシュメモリーに仕込んでみた。
結果は上々、もうサブノートPCを買い換える必要はなくなったかも、と思ったほどだった。
ページの先頭へ
◆ "フリーウエアーってのは共産党がやってるんじゃないの?" と、ある銀行 OB がのたまわってから5年あまり経った。
   フリーウエアーの塊のような Google が巻き起こした変革の旋風にマイクロソフトが神経を尖らせ、インテルはネットブック用 Atom CPU を売り出して応対した。
NHK 教育テレビの趣味悠々講座がフリーウエアーの使い方を指南し、日経PC21がフリーウエアー特集を出すまでになった。
世の中もずいぶん変わったものだ。
久し振りに全体を見直し、古めかしくなった部分を修正し、新しい情報を書き加えた。(Jan.2009)

◆ Windows VISTA Ultimate X64 の自作PCで常用 PDS を中心にテストを行ってみた。
VISTA が出て間もなくだったので結果はさまざま。
問題なく走ったものには ""、問題があったものには ""、インストール不能などダメだったものには "×" を記入した。  そのあとも、随時見返しをしているのでいくらかは役に立つかも、と思っている。

◆ バリバリの現役が見れば別段どうという事もない些少なお気に入りソフト情報集だろうが、長くやっているだけがとり得の年寄り凡人がどんな風にパソコンを使っているかを理解してもらおうと、貧弱な情報発信力を振り絞って提供した情報だと思って見てもらえればありがたい。

◆ 一般紙なども時どき紹介記事を出すようになって、パブリック・ドメイン・ソフトウエア(PDS)と言うものに対する関心が広がってきてはいるが、実態は玉石混交、中には毒饅頭も混じっている。
一台しかない虎の子のPCを危険にさらすのはどうもと、最初の一歩を踏み出しかねている、ご同輩シニアユーザに、PDS岳への安全な登頂ルートを示す道しるべとなればこの上ない幸せである。

◆ 前回、極く小規模の改訂を行って3ヵ月半しか経っていないのだが、過去半年の変化は割と大きかったような気がする。
もはやPCはコモディティーの一部という声も聞かれるが、その一方では Google や Apple などによる新しいネットビジネスが展開され、MS Windows も久しぶりにアップデートされることになったなどが活性化の引き金になっているのかもしれない。
大項目として、 "ミュージックソフト" と"ポータブルシステム" を追加。
個別ソフトのレベルでは画像ソフトやミニアプリなどのセクションで改訂・増補を行った。