面白山、蔵王山、南蔵王縦走 (2008.7.31-8.2)


☆期日/山行形式: 2008年7月31日-8月2日 シティーホテル、ペンション利用単独行

☆まえがき
    ここ数年、夏の恒例となっているみちのくお山巡りは、次第に南下してきて今年は船形山あたりからという所まで来た。
ただ、2月の入院があとを引いて、山行の計画-実行-後始末が "自転車操業" となり、予定日が差し迫ってからアタフタ計画を組んでは出かけるご粗末の繰り返しになっている。
ポピュラーな山ならこれでもどうにか辻褄を合せられるが船形山のように不便な山は、時間を掛けてよく調べないとスッキリ登る手立てが組みたてられない。

  とりあえず、この山域はスキップし、もうひとつ南の位置にあって交通が便利な蔵王山域を歩いてみることにした。
蔵王は昔、冬ごとに通う定番の山スキーエリヤだった。
無雪期にはどんな姿なのか、大いに興味があったが、それだけでは観光旅行になってしまうので、行きがけに面白山に登り、帰りには刈田峠-塀風岳-不忘山の南蔵王縦走を行うこととした。


☆7月31日(曇)
  仙北線面白山高原駅から "かもしかルート" を直上して登頂し、三沢山、長命水、天童高原を経て駅に戻った。
  仙台、天童、山形3市の境にある静かな山だった。

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☆8月1日(曇)
  蔵王温泉からロープウエイで稜線に上がり、ザンゲ坂-熊野岳-刈田岳を歩いた。
夏の蔵王は観光客や林間学校の子供達で賑わっていたが、景色は雄大だった。
熊野岳頂上付近ではコマクサの大群落を見た。

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☆8月2日(曇、僅少の時雨)
  坊平のペンションに泊まって早朝から縦走を始めた。
  前半は南八幡平を彷彿させるアオモリトドマツの穏やかな高原だった。
途中にある芝草平では、キンコウカが満開だった。
縦走路の後半は火山性の痩せ尾根になり、豪勢な花見の尾根伝いができた。

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☆おわりに
  そろそろ梅雨も明ける筈の7月末から8月初旬にかけて出かけてみたのだが、すっきりした空模様にはなっていなかった。
降られこそしなかったものの、雲と霧が多く、月山、朝日、飯豊など、楽しみだった旧知の山々への展望は得られなかった。
  それでもなお、みちのくの山らしい雰囲気が残されていた面白山、観光地化してなお地球の威力を感じさせる蔵王山、変化に富み、山の花が満載になっていた南蔵王、それぞれに個性豊かな山にめぐり合い、僅か3日のミニ版山旅ながら存分に楽しんだ。

  GPS を持参した初めての本番だったが、操作ミスで2日目のトラックは記録できなかったり、3日目も電池切れか何かで途中まででストップしていたりで、 まともな記録が取れたのは初日の面白山だけだった。