直線上に配置

新穂高温泉-三俣蓮華-鷲羽-野口五郎-葛温泉[2] 
(2002.9.23-27)

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9月24日
時雨模様だった前日と打って変わって雲ひとつない快晴日となった。 今回の行程は今回の山行では最もアルバイトがきつく、標高1400m のワサビ平から標高差1150m あまりを登って弓折岳北鞍部に上がり、笠ヶ岳への縦走路を北上して双六小屋まで行く。ワサビ平小屋で同宿した10人ほどの一部は笠ヶ岳に向ったが新穂高温泉に泊った人たちが加わった結果、全部で15、6人が前後して登る事となった。 秩父沢(1725)までは緩やかな沢道で体調を整えるのに具合がよい。 やや傾斜がきつくなった所をシシウドガ原(2050)をへて鏡平(2290)に上がる。 滝谷と西穂山稜が真近かに望まれ、池に影を落とす槍ヶ岳が奇麗だった。
双六小屋は従業員の教育が行き届いていて応対が良い。 600円でドリップの美味しいコーヒを出してくれた。 "北" は登山道の整備が行き届き、小屋の設備がよく、必要な物は何でも売っているからお金さえ持って行けばサブザックひとつで楽に歩ける。 本来の "山" ではなく、観光地に近くなってきているように感じた。 大きな小屋に宿泊者は30人足らずでみんな友達のムードになる。 夕食の後、談話室で駄弁っている所へ小屋主が出てきた。 大形カメラを駆使した山岳写真で知られた人だった。
<コースタイム>
ワサビ平小屋(6:30)-展望点(7:35/40)-秩父沢(8:00/10)-イタドリヶ平(8:55)-鏡平(9:55/10:15)-R(11:05/10)-弓折岳コル(12:30/40)-PK2622先(13:15/320)-(13:50)双六小屋
弓折岳北側のコルに上がって笠ヶ岳への頂稜を北上、火山性の凹地から2622m のピークを越すと草紅葉の尾根の先の方に、鷲羽と水晶をバックに双六小屋が見えてきた。