直線上に配置

新穂高温泉-三俣蓮華-鷲羽-野口五郎-葛温泉[1] 
(2002.9.23-27)

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☆ 山行日/スタイル
    2002.9.23-27/ 単独 4泊5日
☆ 概況
9月初旬に "栂海新道" を縦走した。 "北" の全尾根ルート踏破の最難関部が片付いてみると針ノ木付近を除く種池から鷲羽までが残った最大の未踏区間として急に気に掛かりだした。 同じ月に二回続いて "北" に行くことになるが双六、三俣蓮華。鷲羽を経て、野口五郎から烏帽子までの "裏銀座" を歩いてみる事にした。 特に際立ったピークもない地味な所だが、飛騨山脈の中央部を縦断している頂稜だから天気さえ悪くなければ展望が良いに違いない。 野口五郎小屋が閉まっているため、4泊5日の山旅となったが稜線上にいる日と移動性高気圧が上空を通過する時期とがうまい具合に合致した。 お蔭で青春時代から半世紀近くにもわたる様様な思い出の詰まった名峰たちにまわりを取り囲まれて最高に幸せな三日間だった。 シーズンの終わりに近く、寒さに震え上がったりもしたがはしりの紅葉を楽しみ、今年最後の泊り客6人の一人となった水晶小屋をはじめ、どの小屋も空いていてユックリ泊れ、小屋主から多くのルート情報を聞く事ができた。
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ワサビ平と弓折岳北側の鞍部との中間にある鏡平の池畔では槍ヶ岳が美しかった。
9月23日
    新宿から高山行きのバスに乗って出発、平湯温泉で乗り継いで新穂高温泉へ行く。 夏山シーズンは終わり、十人ほどの客のうちで山支度は二人だけだった。 ワサビ平へ歩いて行く途中では大勢の下山者と擦れ違って驚く。 百名山ブームで秋分の日の三連休に笠ヶ岳などに登って来た者が多かったようだ。 大パーティが休んでいた笠新道入口を過ぎた先ではグッと人影が疎らになった。 ワサビ平小屋は谷間にあって展望はないがこじんまりと落ち着いた小屋だった。 食事が美味しく風呂もあって居心地がよい。 泊り客は前部で10人。 そのほとんどはシニア世代だった。

<コースタイム>
宮崎台[6:59]=[7:22]渋谷=新宿[8:00 \5700]=[10:30]諏訪SA[10:50]=[12:30]平湯温泉[12:37 \870]=[13:05]新穂高温泉(13:20)-(14:40)ワサビ平小屋{泊\7800}