直線上に配置

朝日岳-犬ヶ岳-白鳥山-親不知[3]
(2002.9.1-5)

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9月3日
  昨日は蓮華温泉からの登りでバテたが明け方に目が覚めて起きてみたら調子が良さそうだ。 計画通り犬ガ岳の栂海山荘まで行くことにする。 朝日岳の頂上に上がると360度の大展望が待っていた。 隣の雪倉岳の背後に白馬連峰の峰峰が並び立ち、その右手の先の方に立山、剣の連なりが奇麗に見えている。 昨日通ってきた白高地を見下ろしながら栂海新道分岐点まで下り、長栂山に向う。 右下に照葉ノ池を見て緩やかに登った所に長栂山頂上があった。 黒岩山まで何段かに連なっている湿原群と、その先の犬ガ岳へ連なる稜線が見えてきた。 最低鞍部の沢のほとりにルートの藪払いに入っているサワガニ山岳会の大形テントが張ってあった。 長年にわたる無償の奉仕には頭が下がった。 ひと登りして中俣新道の分岐を過ぎるとすぐに黒岩山頂上だ。 この先はアップダウンを繰り返してサワガニ山を越し、北俣の源流の水場で水を汲む。 犬ガ岳頂上への最後の登りは2.5l 程の水の重さも加わってなかなか辛かった。
犬ガ岳は薄い岩の板を立てたような細長い岩稜で、栂海山荘は一段下がった肩の小平地にある。 水場で追付いてきた学生四人組はヘリポートの脇にテントを張り、小屋に泊ったのは先行していた熟年二人組とあわせて三人だけだった。 思い掛けなく携帯電話が繋がったので帰りが一日遅れることを家に知らせたあと、パームPC(Zaurus) で気象情報をチェックし、あと二日の間は天気が保ちそうな事を確認した。
<コースタイム>
朝日小屋(5:55)-朝日岳(7:05/10)-五輪尾根分岐(7:35)-長栂山(8:15/25)-黒岩平(9:25/35)-黒岩平(9:50/10:00)-黒岩山(10:40/11:10)-サワガニ山手前のピーク(12:00/10)-サワガニ山(12:45)-サワガニ山二つ先のピーク(13:10/20)-北又の水場(13:45/14:05)-犬ヶ岳(15:05)-(15:15)栂海山荘
早朝の朝日岳頂上からは白馬岳連峰が奇麗だった




長栂山から黒岩平へ下って行くとサワガニ山、犬ガ岳方面への頂稜の連なりが望まれた。
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