直線上に配置

朝日岳-犬ヶ岳-白鳥山-親不知[4]
(2002.9.1-5)

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9月4日
  ろくろく食べられないのに二日間頑張ってかなり疲れた。 天気は保ちそうだし、急いで下山して帰らなければならない訳でもないから、白鳥山の小屋にもう一泊し、骨休みをしながらせっかくの栂海新道をジックリ味わって帰ることにした。 夜明け前に出発していった学生パーティの足音で目が覚めた。 同宿の二人組も5時半頃に出て行った。 まずコーヒーを淹れて飲み、餅を焼いて食べる。 ユックリ食休みをし、金網棚のトイレで身体を軽くし、ひと晩お世話になった栂海山荘(左上)に感謝を捧げて出発。 霧の中の急降下で今日の行程が始まった。 黄蓮山のあたりで樹林の中に入った。 南会津など、豪雪地帯の山に通じる雰囲気となり、森に守られている感じがしてきた。 菊石山を越すと左手にガレ場が現われた。 急登して着いた1241m のピークには "下駒ヶ岳" と記したプレートが掛けてあった。 ブナのコルに近付いたあたりで白鳥山らしい大きな山が霧の中にウッスラと見えてきた。 夏は涸れると言う水場への入口を示す赤テープの先から急登が始まる。 ジワジワ登って行ったが疲れたのでひと休みした。 歩き出すとすぐに傾斜が緩んで白鳥小屋(右上)の建つ頂上広場に出た。 小屋には地元の "かたくりクラブ" のメンバーが二人来ていて週末のルート整備作業の下準備をしていた。 この小屋は水場がないのがネックだが分けてもらったのと犬ガ岳から担いで来たのとを合わせて清水が約1l。 料理やコーヒーにはボーフラ一杯の雨水タンクの水を沸かして使い、十分な水分の補給をした。 日暮頃、霧が晴れてきて犬ガ岳方面への視界が広がった(右下)。 数年前、火災の後に再建された小屋は清潔で快適な泊まり場だった(左下)。
<コースタイム> 栂海山荘(7:00)-R(8:00/10)-黄蓮ノ水場のコル(8:25)-菊石山(8:45)-下駒ヶ岳取付(9:05/20)-下駒ヶ岳(9:40)-R(10:05/25)-R(11:25/35)-(12:10)白鳥山
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