宮城大和町 笹倉山 (2020.9.28)
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☆期日/(天気)/山行形式: 2020年9月28日(晴時々曇) 市中ホテル泊日帰り単独ハイキング |
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笹倉山国見崎の展望 (画像をクリックすると拡大スクロール) |
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☆行動時間 ☆ルートの概況 |
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国道は高速で走ってくる車が多く、横断するときは注意が必要でした。 10分ほど進んだ所に笹倉山、七ツ森湖への入口示をす標識があり、その向かい側から右手に分岐している舗装路がありました。 |
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標識板は地色が茶色で目立たないたのですが、その筋向かいの角のガードレールの後ろの草むらの中に置いてある廃車のパトカーの方が分かりやすいかも知れません。 白塗りの部分が汚れているせいで、左の写真のように少し目立ちにくくなっていますがごく地味系の案内標識よりこちらのほうが分かりやすいかも知れません。 |
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笹倉山と対面 (画像をクリックすると拡大) |
右折してT字路の分岐に進入するとすぐ川を渡った所で、八幡宮への道が分岐。 それを見送って進み、坂を登って台地の上に出ると右側に小さな貯水池があってその縁に上がると正面の丘陵の上に笹倉山が見えました。 笹倉山は標高 506.5m の小振りの山ですが少し右に傾いたピラミダルな形が威風を漂わせ、なかなか格好の良い山です。 |
池の僅か先に "五寺の坊" の説明板が立っていてその裏側から左へ車道が分岐していました。 に |
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分岐を見送って直進し、山裾の集落を通り過ぎて山にかかると古い車道が右に分分岐していましたが入口にロープが張られ、進入禁止の標識が出ていました。 分岐の先から徐々に登りになり、山道の雰囲気になってきました。 |
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緩やかな坂を登りあげた峠状の所の左側に笹倉山御門杉登山口がありました。 一対の石柱の間から始まる登山道の入口の向こう側に車止め広場があり、手前側には手前側に御神水がありましたが、御神水の方は水質検査で飲用不適の結果が出ている旨を記した警告板が置いてありました。。 |
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登山道は沢窪の底を行くもので大雨の時は水が流れるような感じでしたでしたが平石が埋め込まれていて見た目より歩きやすくなっていました。 頂上にある薬師堂は毎年例祭が行われており、日頃も近在の人達が登っているようで長年参詣道として整備されてきたようです。 |
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谷の詰めの手前で方向が変わり右手の急な斜面を登るようになっていました。 急登に差し掛かる所に立っている木の袂に "姥坂" と記した標識板が置かれていました。 |
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姥坂はかなり急な斜面の登りでしたが鋭角に折れ登って行く事によって急登を和らげるよう、丁寧な作りの手すり付きの道がつけられていました。 |
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姥坂の斜面は高度差がさほど大きくないのでひと登りで上の方が明るくなり、やがて尾根の鞍部に上がりました。 |
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鞍部に上がった所で左折して僅か進むと道の脇に大石がありました。 脇に立っている樹に "姥坂の石" と記した看板がかけてありました。 |
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姥坂の石から5分程進んだ所に "亀の子岩" がありました。 戊辰戦争から帰ってきた郷士が村の繁栄を祈願して尾根の背の岩に亀の像を刻んだのだそうです。 元の像が摩耗したので、新たに御影石を刻んで作った2匹が並べられ、その後尾に古い1匹が従いています。 |
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亀の子岩の少し先で尾根の背を外れ左側の斜面を斜めに登りあげてゆくようになりました。 薬師堂の山ということで山林が保護されてきたようで、まわりの森が美しく、歩いているうちに気分が良くなりました。 |
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やがて前のほうが明るくなってきて頂稜の肩に上がりました。 二手に分かれている道の角に、頂上薬師堂へは右手の道、左手は国見崎展望所、と示す道標が立っていました。 |
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左手へ僅か進んだ所に国見崎の東屋があり、その先に出ると北西から南への広大な視界がひらけました。 秋晴れというほどのクリヤーな天気ではないものの、かなりの遠くまで見えていて、初めて接する仙台平野の広大な展望を楽しみました。 (ページ冒頭のスクロールパノラマ参照) |
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仙台市街遠望 (画像をクリックすると拡大) |
右手の雲の日陰になっているあたりが仙台中心部で高いビルが林立しています。 また正面は石巻・多賀城のあたりで市街地の向こうのに三陸の海原が広がっています。 |
松倉山と大和町市街 (画像をクリックすると拡大) |
視界の左端には七ツ森東橋の松倉山が見え、その右下から右手への広大な森林の中に大和町の市街地が広がっています。 |
しばらく景色を楽しんだあと三叉路に戻り、頂上に向うと濃密な自然林の中を行く緩やかに登って行く道になりました。 |
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やがて道の先の方に薬師堂が見えてきて薬師堂に着きました。 濃密な自然林の囲まれたこじんまりした切り開きの奥手に可愛いお堂が鎮座しています。 お堂の右脇には参籠小屋、左脇にレリーフを刻んだ石碑と山名標識柱が並び立っています。 |
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仏像(?)線刻碑 (画像をクリックすると拡大) |
苔が生えたりしてていたりしてよく分かりませんが線刻は仏の群像のようでした。 薬師如来と十二武将は仏像彫刻の定番のひとつです。 この線刻もそのひとつなのかも知れません。 薬師堂のまわりには良い休み場がないので仕方なく、お堂の軒下の階段に腰を下ろし、仏様にお尻を向けて休む事となりました。 地元の人らしい中年の男性が登ってきました。 薬師様の山ですから、健康や病気平癒を祈願する地元の人達が日常的に登っているようです。 |
お堂の後ろから難波コース登山口へ下ってゆく道がありましたがやや風邪気味で体調が気がかりだったので登ってきた道を戻って手早く山を下ることにしました。 国見崎まで戻り、左折して下ってゆく所は登ってきたときに感じた通りきれいな自然林で道もよく、気分良く歩きました。 |
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亀の子石、姥坂の石から谷へ下ってゆくとまもなく登山口近しの雰囲気になりました。 |
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宮床へ戻る里道は穏やかで「お山に登ってきたんかねぇー」と村人に声をかけられたり、人家の脇の道端に咲いているコスモスを愛でたりしながら、ゆっくり歩きました。 |
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4時に通過する大和町行町民バスに少し余裕がある時間に帰り着いたので原阿佐緒記念館を見に行きました。 小綺麗な前庭を持つ白塗りの洋館はアララギ派歌人を記念するものでしたがコロナによる休館中でした。 バスの時刻が近づくと地元中学生の姉弟がやってきました。 また走ってきたバスには朝方見かけた女学生たちが乗っていてにぎやかでした。 大崎バスターミナルが街の入口にある役場のすぐ裏ということが分かったので下車して泉中央行行バスに乗り継ぎ、あとは地下鉄に乗って仙台の宿舎に向かいました。 |
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☆おわりに |
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