北秋田お山巡り[3]、湯森山-焼森-八合目 (2007.7.31)


☆期日:
2007年7月31日
☆地形図(2万5千分1): 秋田駒ヶ岳(秋田2号-3)、国見温泉(秋田2号-4)、
                                       篠崎(秋田2号-1)

☆タイム記録
    高原温泉[7:42]=(シャトルバス)=[8:07]駒ヶ岳八合目(8:20)-笹森山肩(8:55/9:00)-湯森山(9:25/30)-pt1360(9:55/10:00)-焼森(10:45)-(11:15)駒ヶ岳八合目[11:15]=(シャトルバス)=[11:38]アルパこまくさ(12:30)-(13:35)高原温泉{民宿ルーム}

笹森山肩から秋田駒八合目方面を望む    (クリックで拡大します)

☆行動記録とルートの状況

    湯森・笊森山から千沼ヶ原を訪ね、乳頭山に登る予定だったがどうも天気予報が芳しくない。
シャトルバスで八合目に上がり、笹森山の肩から湯森山まで行ってみて、もし状況が悪かったら焼森へ回り、八合目に戻って下山、千沼ヶ原は最終日に希望をつなぐことにした。


  この日は同じ宿に連泊するので帰りが遅くなっても問題ない。
ほどほどの時間に朝食を食べ、シャトルバスで八合目に上がった。

  雲が去来して山が見えたり隠れたり、芳しい状態ではないが歩けないこともない、という程度。


  小屋の向かい側にある笹森山方面へのルートに入るとこれから行く山が霧の中に見え隠れしていた。
  赤倉沢渡渉点へ降りてゆく道の脇は、ニッコウキスゲやハクサンボウフウで賑やかなお花畑になっていた。

  沢溝を渡り、階段道を登って笹森山の肩を目指す。
ハクサンシャジンなど、沢山咲いている花が霧に濡れ、一段と色鮮やかになっている。

  かなり登った所で後ろを振り返ると、八合目のあたりに掛かった霧の上に駒ヶ岳の頂上が浮かんでいた。(冒頭タイトル画像)

  笹森山肩が近付くと右手真近かに湯森山が見えてきた。


  乳頭温泉へへの下降ルートが分岐している所にある野外ベンチでひと休みした。

  緩やかに下って行った鞍部から登り返して焼け砂が露出した湯森山頂上に着いた。

  まわりは霧が立ち込めて五里霧中。
霧ション状態になっていたので千沼ヶ原行きはやめ、折り畳み傘を出して焼森に向った。

  道の脇には下のように色々な花が咲き、雨中の花見散策になった。

ウスユキソウ

ヤマユリ

ハクサンシャジン

ミヤマハンショウズル
(クリックで拡大します)

  ガイドマップに1360m と記入されている所には古い道標が立っていた。
ここから登りが始まり、ザラザラした軽石の溝状の道が続く。


  雨衣を着るのをサボったため、上から降ってくるよりも道に被っている草の葉の露で着物が濡れるのには辟易したが我慢して登り続けていると上の方に道標が見えてきた。

  やがてその脇に登りついたが地形のせいで風当たりが強く、落ち着いて休めない。
ひと息入れただけで八合目に向かった。

  ルートの左側にロープが張られ、その中の火山礫の原にコマクサの花が散在している。
久し振りに沢山のコマクサの花を見て、それなりに満足した。
ただ写真の方は、 ルートに一番近いところでも2m くらい離れていたのと、長焦点マクロレンズを宿に置いてきてきてしまったのとで左の程度にしかならなかったのが残念だった。

  霧ションの中、八合目までが長かったが、バスが発車した所へ道路に飛び出し、待ち時間ゼロで飛び乗れたのは幸いだった。
  昼前にアルパこまくさに降り着いた。
古いガイドマップに記されている国民宿舎駒草荘がリニューアルされてできた日帰り客用の施設だ。
宿に戻るには早すぎたので館内の展示を見て回った。
動植物・景観に関するものと、火山地形・防災に関するものと、さまざまな模型やAV展示があって興味深かった。

  ひと通り見終わったあと、奥の方に行って見たら、日帰り温泉と土産店、簡易食堂があった。

食堂に入り、天麸羅稲庭ウドンを食べてみたが、風邪薬の副作用と真昼岳の疲れとで、調子が悪くなっていた胃腸には荷が重すぎたようで気分が悪くなり、かなり残して終わりした。

宿に戻って長い時間温泉に浸かり、あとはゴロゴロして過ごしたが、午後の中頃から夕方まで間歇的に土砂降りの雨が降り、やはり行かなくてよかったと思った。

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