北秋田お山巡り、払田柵跡・角館 (2007.7.30)


☆期日:
2007年7月30日
☆地形図(2万5千分1): 六郷(秋田8号-3)、角館(秋田7号-3)
☆タイム記録
    千畑温泉=(Taxi\3360)=払田(ホッタ)柵跡=(Taxi\1090)=千屋福祉センター前[10:21]=(羽後交通バス)=[10:56]角館営業所-角館駅=(貸自転車)=武家屋敷=(貸自転車)=角館駅[13:42]=(コマチ#18)=[13:57]田沢湖[14:10]=(羽後交通バス)=[14:42]田沢湖高原温泉{民宿ルーム}

☆行動記録
    前の日の真昼岳ではすっきりした山登りができて満足したが少々疲れも残った
早発ちして午後、秋田駒ケ岳8合目に上がる計画だったが変更して中休み。
途中で観光をしながら田沢湖高原温泉に行くことにした。

  まず払田(ホッタ)の柵跡に行ってみた。
こらは千畑温泉の北西約8Km ほどの小丘上にある城柵遺跡だ。
中央政権の記録にはないが、漢字が記された木簡や陶器が出土し、時代は8世紀末と同定されている。

  大曲経由、バスでも行そうに思えたが時間を節約するためタクシーを使った。
ドライバーは昨日真昼岳登山口まで運んでくれたのと同じだった。
走りながら昨日の山の様子やこのあたりの土地の様子など話した。

  車が停まった所は左のような門の前だった。

  門を潜った先にある階段を登ると高みの上に多くの発掘礎石列があった。

  一部の建物は復元されていたがその脇からは広大な仙北平野が見わたせた。


  堅固な柵は一部だけしか復元されていないが当時はグルリを取り囲んでいたと言う。
まさに古代みちのくのアラモの砦だなぁ、と思った。

  門の外側にあった展示館で全体の復元模型などを見たあと、道の向かい側の埋蔵文化財センターを見学した。

  時間の約束をしていたタクシーで近くの角館行きバス停に行った。
  遺跡から3Km ほど東の十字路まで行くと六郷と角館を結ぶバス路線と交差する。
あと1Km あまり進めば一丈木の集落という地点だ。
福祉センター前と記した羽後交通のポストが立っている。

  15分ほどで来た角館行きバスに乗った。
遠くに行く様子の母子が乗っていた。
あきたこまちの田圃の中を北上してゆくと東8Km で奥羽山荘というサインのある十字路を横切った。
真木渓谷ルートから和賀岳に登降するときにはここの山荘に宿泊しなければならないかもしれない。

  約30分で角館に着いた。
小銭がないため終点の営業所まで行かねばならなかったが、そのお蔭でこの地域のバス路線の時刻表を入手できた。


  駅に戻って駅前の貸し自転車屋で自転車を借り、ザックを預けた。

  武家屋敷は緑豊かで昔の建物が良く保存され、なかなか綺麗だった。

  自転車でひと回りしたところでは建物の外観は武家屋敷だが内部が店屋になっているのが多すぎるように思った。

  最後に青柳家を見学したあと、途中のスーパーでブリックパックのグレープジュースを買って駅に戻った。
 角館から田沢湖への移動は在来線でも可能だが列車本数が少なくて不便で、秋田新幹線の方がずっと本数が多い。
予定と違った行動をしたため座席指定は失効したが、その日のうちだったので立席特急券として乗車できた。

  田沢湖駅は何度か来て勝手知った所のひとつになっている。
バスに乗り継ぎ、見慣れた景色の中を走って田沢湖畔経由、高原温泉に行った。

  宿は去年葛根田源流域稜線縦走のときに泊まったのと同じ温泉民宿だ。
食堂兼業のスキー宿だが、料理が美味しく、熱い硫黄泉にいつでも入れるのが気に入っていた。
女将さんが田舎離れした人で、自力でウエブサイトまでやっているのは驚きだ。

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