直線上に配置

鍛冶屋-南郷山-幕山-大石平-幕山公園
[2003.2.25]

☆期日/山行形式: 2003.2.25 単独 日帰り

☆まえがき
    足腰維持のための日だまり山行のつもりで湯河原の南郷山から幕山に出掛けたのだが、たまたま前日に降った雪が積もっていて思い掛けないスノーハイクになった。 楽しみにしていた頂上からの展望は雲や霧が多くて期待外れだったが幕山山麓の湯河原梅園は六分から七分咲きになっていてまずまずの眺めだった。

☆タイムレコード
    宮崎台=中央林間=相模大野=小田原=湯河原[9:00]=[9:12]鍛冶屋(9:25)-ゴルフ場-白銀林道(10:30)-南郷山(10:50/11:00)-幕山入口(11:25)-幕山(11:40/11:55)-大石平(12:30)-(12:50/13:35)幕山公園[13:45]=[14:00]湯河原=小田原=相模大野=中央林間=宮崎台

☆概況


鍛冶屋バス停は五郎神社の前にある。
神社の境内には手水の流水やトイレがあるので山歩きの支度をするのに都合が良い。
神社入口の左脇に立っている道標に指示に従って細目の舗装路を登ってゆく。 生活道だが下手な山道に負けないくらいの傾斜がある。
集落を出外れて幾らか山らしくなると間もなくゴルフ場の下手に出る。










ゴルフ場の脇を登って行くと次第に雪が増えて来て左の写真のような景色になった。
暖地の山で日だまりハイクをする積りで出てきたのに図らずもスノーハイクができることになって当てが外れたような儲けたような複雑な気持ちだ。
1時間あまりで白銀林道に出た。 2車線ガードレール付きの立派な舗装道路だ。
右手に向って林道を5分ほど歩くと山側に階段があって南郷山への入口を示す道標が立っている。







短いがやや急な所もある山道になる。 気温が高目のため融けかかった雪と霜とで道がぬかるみ、急坂を登る時にウッカリしていると滑りそうだ。
ひと登りで南郷山頂上に登り着いた。
茅戸に囲まれた草原で、乾いていれば絶好の昼寝場所になりそうな所だが今日は一面雪に覆われている(左)。
周りの山も同じような茅戸や笹に被われているが雪で白っぽくなっている。
西の方に幕山が見える。 ほぼ同高度で潅木に被われボサボサっとした山だ。






山の裏側を急降下して白銀林道に降り、約20分歩くと幕山入口に着く。
杉林の中に入ると間もなく大石平からの道が合流する。 この辺りから急に人が増えた。 幕山公園の遊歩道として整備された幅広の道を緩やかに登って行くと幕山頂上だ。
広広として平らな頂上広場だが湯河原梅園から大勢のハイカーが登ってきていて大混雑になっていた。 振り返るとさっき居た南郷山が真近かに見えた(左)。
大気中の水分が多いせいで雲や霞が多くて海の方の眺めはぼやけ、すぐ下の真鶴半島のほかは捗々しい展望が得られないいが残念だ。

混雑を避けて山の裏側の大石平に降りる事にした。 登りに通ってきた分岐点まで戻って杉林の中に入ったがすぐに抉れた溝状になり、雪融けの水が流れている所が大勢に踏まれてグチャグチャになり非常に歩きにくい。
軽るーい日だまりハイクの積りだったので久し振りに布短靴を履いてきた。 日帰りのロングルートで何度か役に立った古強者だがさすがに草臥れてきた様で、ゴム底と布との接合部分あたりから水が沁み込んで来る。 靴が軽くて足の運びが速くなるのはありがたいのだが靴下が濡れてきて足が冷くなる。 久し振りに靴の中に水が入ったときの気持ちの悪さを味わった。




大石平から林道をひと歩きで湯河原梅園の上部に着く。 あたりの梅は三、四分咲き程度になっている。 東屋があったのでその入口の脇の枯草に腰を降ろして山支度を解く。 泥水で濡れた手袋とショートスパッツを干しながら肉饅頭と鶏肉の照り焼きを食べる。 家を出る前に半分ずつ食べた残りなのだがまだ目が覚めていない胃袋には厳しかったようで電車に乗ってからダンピング症気味になって気分が悪くなった。
食休みをしていると三々五々花見の人達がやってくる。
下の方は賑わっているようなのでデジカメと645判と両方を出して歩き出し、これはと思う花を写しながら進む。 下ってゆくにつれて花が増え、幕山の岩場の下では七分咲き位になっていて、あと一週間もすれば満開になるに違いないと思った。 岩場では男女のカップルが練習をしていた。 片方はスルスルッとアップザイレンして降りたが女性らしいもう片方はソロソロと長ーぃ時間を掛けて降りている。
幕山公園の道端には沢山の売店が出ていてその前を大勢の花見客が歩いていた。 車道には沢山のマイカーが詰め掛け、駐車場の空きを待つ長蛇の列ができていた。
湯河原駅に戻るのに普段なら鍛冶屋まで歩く乗る所だが花見シーズンは特別で、公園の下手から臨時バスが運行されていた。 乗り場に通りかかったらちょうど発車しようとしている所だったので行列の後について乗り、手早く駅に帰り着く事が出来た。



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