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飯士山/小松原湿原[1](2002.7.4-5)

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☆ 山行日/スタイル
    2002.7.4-5 / 普通旅館利用1泊2日単独
☆ 概況
    本格的な梅雨となったが夏山のシーズンを控えて足腰の維持をしようと小松原湿原に行って見ることにした。 湿原が花盛りになる時期だから雲霧で視界が限られ傘をさして歩くような状況になっても楽しめるだろうという目論見である。
3年程前に津南町役場から送ってもらった資料を参考に、大場林道から小松原避難小屋まで登ったあとグリーンピア津南へ下り、入浴して汗を流して帰ることにしたのだが、あらためて地元に確認したところ、グリーンピア津南ルートの下部はここ数年の間整備をしていないという。 手ごわい藪に突き当たりそうな気がしたが距離が短いから何とか突破できるだろう。 もし藪にはね返されたら後に戻って大田新田にエスケープすればよいと割り切った。
最近とみに、インターネットの気象情報が充実してきたので一日だけなら梅雨の晴れ間なら的確に予測できそうだ。 その日にタイミングを合わせて出発し、湯沢の飯士山に立ち寄って行く抱き合わせ山行計画を組み立てた。


<コースタイム>
7月4日:宮崎台[6:34]=大手町=東京[7:22/48]=越後湯沢[9:05/9:15]=(Taxi\2870)=取付(9:50)-身支度(10:00/05)-分岐(10:15)-水汲み(10:35/45)-負欠岩(11:15)-小休止(11:30/35)-西峰(12:10/20)-飯士山(12:30/13:00)-岩原分岐(13:20/30)-岩原スキー場東屋(14:15/30)-岩原駅(15:10/20)=(パトカー便乗)=越後湯沢駅(15:30/16:25)=(路線バス\640)=山崎神社前(17:04)-中里村林旅館{泊\8400}
7月5日:林旅館[6:40]=(Taxi\4950)=[7:00]大場林道ゲート(7:05)-小休止(8:15/25)-小松原登山口(9:10/15)-下ノ代黒滝コース分岐(9:25)-水場(9:35/45)-中ノ代見倉コース分岐(10:20/25)-上ノ代(10:50)-小松原避難小屋(11:00/50)-中ノ代(12:20/30)-下ノ代(13:05/10)-大田新田分岐(13:50)-農場道路末端(14:05)-(15:15)グリーンピア津南[16:13]=(路線バス\380)=津南[16:40/17:33]=(路線バス\880)=越後湯沢[18:25/34]=上野[19:58/]=三越前=宮崎台
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飯士山は昔からスキーツアーコースの山と認識していたため少々侮っていたのだが、取付付近から見上げると上部の濡れた岩場がテラテラと日光を反射してなかなかの険相で、ハイグレードハイキングの山とされているのはもっともだと納得した。 五十嵐集落奥のテニスコートの手前から取付き、密生した潅木の中を登って行くと露岩帯に出る。 負欠岩(右)上部に濡れたスラブのトラバースがあり、危うくスリップする所だった。 そこから西峰頂上まではかなりの急登で予想以上に厳しく、まさに「山椒は小粒でもピリリと辛い」山だ。 かなり疲れたので頂上から岩原スキー場へエスケープしたがスキー場の下から見上げる飯士山は低山とは思えぬ貫禄があった(左)。
岩原スキー場駅に着いたが鉄道の便が悪いのでタクシーを呼ぼうとしている所へ巡回の警官が来てパトカーに乗せてくれ、湯沢駅前まで送ってくれた。 車中の話で最近飯士山で滑落する事故が多くて困っていると聞いた。