直線上に配置

七面山-八紘嶺、および賤機山[4]
(2002.11.12-14)

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梅ヶ島に泊った翌日、帰り掛けの寄り道山行として安倍川東山稜南端部の、鯨ヶ池から浅間神社赤鳥居まで、いわゆる賤機山ハイキングコースを歩いた。
9月に栂海新道を歩いた結果、親不知から日本平まで、日本横断トレールがほぼ完成した。 長年にわたって、縦走主体の山行を続けてきたことの副産物で、あちらによろめきこちらに脱線、幾重にも重複したかと思えば切れ間があったりする。 まだ残っている空白区間のうちでは、竜爪山の南にある若山頂上から静岡市内の浅間神社赤鳥居までが最長なようだ。 一度でここを歩き切ってしまう積りの計画であったが二日間の縦走で少々疲れた。 まだこれから何度も来る所なので今回は鯨ヶ池以南だけにし、牛妻から若山までの750m ほどの登高差を回避した。 鯨ヶ池入口でバスを降り、池の傍を歩いて行くと右手に入口の階段があってコースの概略図を描いた案内看板が立っている(下右)。 急登10分あまりで竹林の尾根の背に乗る。

<コースタイム>
    梅ヶ島[9:30]=[10:55]鯨ヶ池入口(11:00)-取付(11:10)-尾根上(11:20)-福成神社(12:00)-大水槽のある231.1mピーク(12:30/昼食/50)-富士山展望192.9mピーク(13:40)-172mピーク下のベンチ(13:50/14:00)-賤機城址(14:15/20)-浅間神社-(15:10)赤鳥居=静岡駅=新横浜=あざみ野=宮崎台
 要所にある道標を追ってゆくと福成神社に着く。神社の先からは茶畑、蜜柑畑の間を縫いながら尾根の背を上下して行くようになる。
振り返ると双子峰の竜爪山と若山が見栄えする形で並び立っていた(左上)。 全く人影を見ないまま進み、大きな円筒水槽のあるピークで腹拵えをする。 日本平方面への眺めが良い。
車道をかすめてまた山に入り、ピークの先の舗装車道を2-300m 程歩いた所から茶畑の中を登り上げると富士山を望むピークに着く。 道標が立ち、狭いながら茶畑が切り開かれている。 進むに連れて静岡の中心街が近付いてきた(左)。 強い北風が巻き上げた埃で大気が濁っているのが残念だが左手先の方に駿河湾、その先には伊豆半島もウッスラ見えている。
賤機城址のあたりからは人の姿を見るようになり、暫くの間、同世代の地元ウオーカーと駄弁りながら歩いた。 平和観音から先は公園になっていて急に賑やかになる。 遊歩道として整備された道は革登山靴ではかえって歩き難い。 最後は浅間神社にお参りしてこの楽しい山歩きを終わった。

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