鎌倉 谷戸坂切通(女坂) (2022.4.2)

(β版)

☆期日/天気/山行形式: 2022年4月2日/ 天気/ 単独日帰軽りハイキング
☆地形図(2万5千分1): 1/10,000地形図: 鎌倉(横須賀5号-3-3-4)
                  1/25,000地形図: 鎌倉(横須賀5号-3)
☆まえがき
 鎌倉市の Web "かまくら景観百選" に谷戸坂切通しが含まれているのを見つけました。
所在場所を確認するため1万分1の紙地形図を見たり国土地理院の電子国土Web地形図を数千分1に拡大して見たりしているうちに、谷戸坂切通はひとつだけでなく、"男坂" のほかにもうひとつ、"女坂" と呼ばれているものが近くにあることを見つけました。

 あれこれの情報をネットから集めて未知の切通し探訪計画を組み立て、好天日を選んで出かけた結果は上々で、今も使われている綺麗な切通しと美しい田園風景にめぐり逢うことができました。

 
 女坂も方は今も地元住民(と飼い犬)が通っている現役の生活道路で、緩やかにうねり登って行た切通し向こうには春の花と芽吹きの黄緑が美しい谷戸の景色が広がっていました。
 男坂の方は鎌倉市 Web にも出ていたようの通行禁止になっていてフェンスで塞がれていましたが近年まで付近住民の通行があったようで、切通しの中に立っている蛍光灯式の街路灯が見えました。
通行禁止になったのは隣接の地域が住宅地として開発されたのに伴い車道が開かれたのと、地形の改変によって崩壊・落石の危険が生じたためのようでした。

 谷戸坂切通の探訪に成功したあと、もう少し歩けそうな余力が残っていたので帰りがけのオマケとして極楽坂を訪ねてみました。
かつて、切通しの細道が山を越えていた所はいま、車が行き来する舗装路に変わっていましたが、大規模な地形の改変はなかったようで、なんとなく昔の峠道の雰囲気が残っているように感じました。
峠の坂を下ってゆく所に極楽坂切通しの歴史を刻んだ石碑に立っていました。


☆ルートの概要



 ルートマップを拡大表示

★ルート線は携帯端末内蔵 GPSで記録した実際の行動軌跡です。
     多くのマーカにその地点で撮った写真を参照するリンクが埋め込まれています。
     マーカの位置は現地で確認・補正してありますが GPS 自体のエラーは残っています。



ルートマップ復元用 kml

★何らかの原因によって上の Google Map へアクセスできなくなったときは、このリンクから kml ファイル(ZIP書庫)をダウンロードし、ご自分用に作成した空白 MyMap に読み込む事によって復元して下さい。

<行動時間>

    宮崎台[10:11]=(東急線)=中央林間[10:48]=(小田急江ノ島線)=[11:06]藤沢[11:23]=(江ノ電バスF1鎌倉行)=[11:31]手広バス停(11:37)-谷戸坂切通女坂入口(11:52)-女坂切通頂上(12:07)-男坂切通脇街路(12:16)-男坂切通閉鎖フェンス(12:20)-車道=腰越大船線(12:25)-赤羽交差点(12:34)-モノレール西鎌倉駅(12:44)-(13:15)腰越/駅前で昼食/腰越駅[14:01]=(江ノ島電鉄)=[14:13]極楽坂駅(14:18)-極楽坂切通階段入口(14:24)-墓地奥の行止り(14:29)-星の井(14:44)-(14:53)長谷駅[14:53]=(江ノ島電鉄)=[14:57]江ノ電鎌倉駅/JR鎌倉駅[15:08]=(湘南新宿ライン宇都宮行)=[16:00]渋谷=(東急線)=[16:40]宮崎台


☆ルートの詳細
<ルートの要所>

 目あての谷戸坂切通しの近くには鎖大師バス停がありましたが運行本数が少ないようなので便数の多い大船-鎌倉線の手広バス停から歩くことにしました。

 

  バス停の先の十字路の筋向かいに渡り、わずか鎌倉寄りに進んた所で右折し静かな住宅街の中の道に入りました。

  手広川に架かっている辻の橋を渡ってゆくと正面が生け垣に塞がれ、道が左右に分かれます。

  地形図を表示しているスマフォにGPS奇跡を描かせるウオーキング用ナビを参照して左手へ進むとまもなく左のように山裾から右手へ緩やかに登ってゆく細い道の分岐に着きました。

 女坂の入口に間違いないかどうか、地図で確認していると犬を連れた女性が降りてきました。

  白塗りのフェンスの右側から進入するとまもなく左の写真のようなきれいな切り通しの道になりました。
"女坂" の名にふさわしく緩やかの左右にうねって登り坂の傾斜を緩めています。

  左へ大きく曲がってゆくところの手前の右側に石段が刻まれ、その上の "ヤグラ" 上の洞穴に石塔が並んでいました。
近所の家の墓地のようで、それほど古びていない卒塔婆が立てられていました。

  上部は普通の山道のような感じになりましたが今でも人(と犬?)が通る現役の生活路で、日常的に手入れが行われ、気持ちよく歩けるようになっていました。るり、。

谷戸坂女坂の展望  (画像をクリックすると拡大)

  坂の上の道のb左脇に小さな墓地があり、墓石腰に緑の多い西鎌倉の市街地を見渡すことができました。

  台地の上は大木が立ち、至極山道ムードです。。。

  古からある道らしくU字にえぐれた道形は都会の一隅とは思えない風情がありました。

  道の左右が平らになってくると、竹藪に突き当たりました。
スマフォのナビを参照して右手に進みました。

  古い庚申塔が立っています。
かつてはかなりの人通りがあったのでしょう。

  まもなく行く手に家が見えてきて裏庭の柵と尾根の背の間を通過しました。

  やがて道は尾根の背に上がり右側の崖の縁に沿ったフェンスと左側の笹薮の間の細道を進みました。
右側の崖の下は新しい住宅が建ち並んでいます。

  尾根が尽きて住宅街の奥手の道路に出ました。
道路の向かい側の崖の下を覗き込むと蛍光灯式街路灯のようなものが立っています。

  崖に沿って左手に回り込んでみると道路の右側に通行止めのフェンスが立ち、切り通しの道は通行禁止になったことを記した看板が立っています。

  フェンスの上にカメラを差し上げてみると左のように切通しの上部が見え、下の方には街路灯も見えました。

  通行止めの切通しの僅か先で腰越大船線に出合うと西ケ谷バス停のポストが立っていました。

 バス停ポストには1時間に1便くらいの通過時刻が書き込まれた時刻表が取り付けられていましたがこちらは歩きに来ているのでその先へ進み、江ノ電腰越駅を目指しました。


  暫く歩くと湘南モノレールの軌条橋の下にある交差点を横切りました。
交差点から僅か進んだ右手にモノレール西鎌倉駅がありましたから、谷戸坂切通しを手早く探訪するにはモノレールを使うと良いかもしれません。

  モノレール西鎌倉から少し進んでところで鎌倉市の腰越行政センターを通過しました。

写真の説明  (画像をクリックすると拡大)

  行政センターから10分程歩くtお亀の井の川辺りになり、対岸にある本隆寺に渡る橋の袂に桜が綺麗でした。

  桜を見たあと僅かで江ノ電のレールが斜めの交差している道路に突き当たりました。
左手に江ノ電腰越駅があり、その前の道路にそってこじんまりした商店街があります。

 この頃は年寄りが好む日本蕎麦などの店が減って街歩きの昼時に苦労することが多くなりました。
この日もその例に漏れず良さそうな店を探して暫くうろうろしましたが、なんとなくアメリカ西海岸風の店に入ってみたらラーメン類もあり、思いがけず美味しいお昼を食べることができました。

  お昼が済んだあともう少し歩いて見ようと上がった腰越駅のプレットホームはちょっと面白い所で、単線の線路の向かい側人家のたもとにミニ花壇があり様々な花が咲いていて電車を待つ間の目の楽しみになりました。

  江ノ電鎌倉に向けて4つ目の極楽坂駅まで行って所で今日のおまけのウオーキングのため下車しました。
この駅も周りの桜が綺麗に咲いていて、花見に来た人達が歩いていました。

  緩やかに登っていった坂の頂上の左手から山に上がってゆく石段がありました。
旧道の切り通しの痕跡が残っているとすれば山の上の方に違いないと思ったので石段を上がってみました。

  石段を上がったところにある小平地は墓地で、道は集合住宅の下の石垣のたもとで行き詰まりました。

 旧道が通っていたのは現在の道路の切通しの向かい側だったように思いました。

  石段を降りてもとの道路に戻り、坂を下りました。
穏やかな雰囲気の峠道で、車が走ってこないため気持ちよく歩けます。

坂の途中の左側に石碑が立っていてここはもと切り通しの峠道だったことが刻まれています。
また道の向かい側には昔の極楽寺坂の詳細な地図を描いた看板が立っていました。


  左坂をあらかた下りきった左側は虚空蔵堂でその入口にもと鎌倉十井の星の井遺跡がありました。

 星の井から僅かで江ノ電長谷駅に着きここまで来れば江ノ電長谷駅は間近で鎌倉で湘南新宿ラインに乗り継ぎ、武蔵小杉を通って家に帰りました。、

☆ルートの詳細

詳細ルートマップ
    (縮小画像をクリックすると元図が表示されます)





★このルートマップは Windows アプリの "カシミール3D" に国土地理院新版淡色レベル16 を読み込んで作成しました。
GPS軌跡の記録とマーカー座標の補正には Android アプリ "山旅ロガー"、"地図ロイド" および Windows アプリ "カシミール 3D" を使用しました。

ルートの詳細を伝達するため元図は大サイズになっています。
ダウンロードしたら適宜縮小するか要所を切り出して印刷、利用してください。
縦横比は維持していますが縮尺は不定です。
国土地理院の紙地図を参照するなどで推定してください。





Googleフォトアルバム
  ★撮影地点の経緯度情報が付いた元画像のアルバムが見れます。
    
鎌倉切通し探訪 谷戸坂女道と極楽坂 (02April2022)


 

☆おわりに
    この探訪記録、あらかた纏まった状態で2年間も放置していました。
鎌倉の町外れのあちらこちらで、今も生活道、散策路として地元住民が利用している一方、宅地開発などで徐々に失われてゆきつつある無名切通しの現状を伝える記録として公開に値すると思ったので、あらためて見直し、どこかに消えてなくなっていた Google MyMap の復元も行ったり、仕立て直した上で公開することにしました。(2024.4.21)

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