七ツ森 松倉山、鉢倉山-大倉山 (2020.11.12-13)

(β版)

 

☆期日/(天気)/山行形式: 2020年11月12-13日 ホテル1泊2日 単独山巡り
☆地形図(2万5千分1): 七ツ森(仙台2号-3)
☆まえがき



 10月に山行を行い、七ツ森の七つの山の頂を巡ろうとしましたが時間切れ・体力切れのため三つ頂きに登りそこねて終わることとなりました。

 低くて小さい山のくせに手応えがあり、沼津アルプスを彷彿させる山並みがとても好きになったので、紅葉が散り残っているちに再訪して、残りの山の頂きを訪ね、このユニークな山域の全体像を得たいと思いました。

 11月中旬に差し掛かった山はそろそろ冬に差し掛かろうとしている風な雰囲気が漂っていましたが、木の葉が疎らになった山林を透して周囲の景色が見られ、晩秋の北の国の静かな山を楽しみました。


☆11月12日(晴): 新幹線・路線バスで宮床山田へアプローチし、七つ森東端の松倉山に登りました。


☆行動時間
    宮崎台[6:44]=大手町=[7:39]東京[7:56]=(ハヤブサ103号)=[9:31]仙台/西口バスプール2番乗場[10:05]=(宮城交通バス)=[10:43]宮城大学/構内町民バス乗場[11:05]=(大和町民バス)=[11:29]宮床山田(11:33)-獣避けゲート/信楽寺跡入口(11:50/59)-七ツ森自然歩道入口(12:05)-おどろき展望台(12:31/40)-撫倉山・松倉山分岐(13:00)-七薬師掛ルート三叉路(13:20/25)-松倉山取付鞍部(13:28)-固定ロープ末端(13:41)-固定ロープ上端(13:58)-松倉山(14:02/29)-固定ロープ上端(14:40)-固定ロープ下端(14:59)-松尾山頂上へ700m 40分の道標(15:08)-獣避けゲート(15:18)-信楽寺跡(15:23/30)-(15:45)宮床山田バス停[16:04]=(太和町民バス)=[16:14]役場前バス停/大和町バスターミナル[16:22+4]=(宮城交通バス)=[16:56]泉中央駅[17:22]=(仙台地下鉄)=[17:38]仙台-宿舎


☆ルートの概況


 宮床山田バス停のポストは、田の中を通ってきた道が大和町市街地の南にある山に差し掛かる手前で分かれている道の入口の角に立っていました。


松倉山(右)と撫倉山  (画像をクリックすると拡大)


 山裾に広がっている田圃の中に出ると右手に松倉山と撫倉山が出迎えてくれました。

 
 道なりに進んで山に突き当たる所で右手に進むと集落の中のT字路に突き当たりました。
塀の前に立っている道標に従い、七ツ森遊歩道経向けて右折しました。
 
 すぐ先で左折すると行く手に撫倉山が見える道になりました。
電柱の玉栄左側に登山者様駐車場があります。

信楽寺入口 (クリックすると地図看板が拡大表示)


 信楽寺跡入口を通過しました。
ここには新しい信楽寺跡の案内看板と古くて文字が掠れた七ツ森案内地図看板立っていました。

 農家喫茶店の入口のすぐ先に仮設の猪避けゲートがありました。
 

 沢と山畑の間を進んでゆくところから松倉山が身近に見えました。
 

 西国の民家の横をすぎると七ツ森遊歩道の入口ゲ^―トがあり、熊室没注意の看板がかけてありました。
 
 
 ゲートの先は暫くの間、遊歩道らしい穏やかな道を歩きました。

 小沢を二本渡った先からやや登りになると間もなく、"危険だから池に入るな" と記した看板がありました。

 ややしっかりした登りになると岩尾根の背に乗り、ひと登りした所で乗越の頂上に上がりました。
右手山に上がってゆく道が分岐していてガイド本などでおどろき展望台と呼ばれている地点と思いましたがまわりを樹木に囲まれ展望は得られませんでした。
 
 撫倉山から松倉山をつなぐ尾根を経て松倉山に登るた右折して登ってゆくとひと登りしたところから右手へ山腹を横切りながら高度を上げてゆく道になりました。

  斜面が急になってきて太いロープが固定されている露岩の裾に着きました。

 固定ロープの助けを得て岩の上に上がり、右手へ細かい足場を拾ってトラバースしてその先の道型に乗りました。

 撫倉山頂上への道の分岐では左の写真のように左手の急な尾根の背を上がってゆく道が分岐しています。
前回山行では撫倉山頂上からここへ降りてきましたが今回は松倉山に行くので直進しました。

 

 撫倉山の裏側へ回り込んでゆく所は手入れの良い杉林の中の良い道になりました。 
 
 林の切れ目から松倉山が見えました。
まだ紅葉の盛りで山全体が赤茶色になっています。
 
 そろそろ接続尾根のジャンクションか、と思いはじめたあたりで岩塊がゴロゴロしている上を歩くようになりました。
一風変わった地形の七ツ森は、海底火山が隆起して陸に上がったものではないかと思いました。
 
 松倉山へつながっている尾根の付け根に着きました。
"境" の方から山腹を横切ってきた道と松倉山の方に行く道とおどろき展望台から歩いてきた道とが出合って三叉路になっていて、角に "撫倉山入口、七薬師掛コース②" と記した道標が立っています。

 落ち葉があたりの地面を覆って奇麗でどこにでも腰を下ろして休憩できる状態になっていました。

 松倉山に向かう道は幅広い緩やかな尾根の背を通っていました。
まず緩やかに下って行って最低鞍部を通過しました。
最低鞍部には林野庁の境界見出標 314 を巻きつけた木が立っています。

 

 明るく開けた尾根の背の登りに掛かるあたりは紅葉が奇麗でした。
 
 ひと登りして急になるとこの山域のお決まりとも言える固定ロープが始まりました。

 取り立てて岩場などはありませんが急な尾根をロープ頼りにまっすぐ登ってゆく様になっていました。
 
 傾斜が緩んでロープが終わるとすぐ頂稜に上がりました
散り残った紅葉の上に澄んだ青空が広がり、爽快です。

写真の説明  (画像をクリックすると拡大)

 
 右手に見える撫倉山は前回山行で一番に登った山です。

 取付きからいきなり固定ロープの急登を登っていった先に細岩尾根、危なっかしいトラバース、、小岩峰など、登りごたえのある小低山に必要なものすべてを備えていて、見かけから気楽に臨んでいたこの山域への姿勢を正さなければならないことを教えてくれた山です。

写真の説明  (画像をクリックすると拡大)


 頂稜を頂上に向かう所は笹原の緑と林の紅葉とその上に広がっている澄んだ青空と、秋の山の美景の塊でした。

写真の説明  (画像をクリックすると拡大)


 山名標識と薬師像が並んでいる頂上につきました。
落ち着いた雰囲気が漂う良い感じの頂上です。

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☆ルートの詳細


ルートマップ





ルートマップ


(Android アプリの山旅ロガー
と地図ロイドで作成した地点
マーカーと GPS軌跡とを国土
地理院地形図を表示している
カシミール3Dにインポートし、
重畳表示させて作成)



 行動軌跡 ダウンロード

(左のルートマップのて GPS 軌跡、
  およびウエイポイントの GPX 形式
  データファイルの ZIP 形式アーカイブ
  をダウンロードできます)


 原画フォトアルバム




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☆11月13日(晴): 高速バス・タクシーでアプローチし、残り2山 鉢倉山と大倉山に登りました。



写真の説明  (画像をクリックすると拡大スクロール) 

☆行動時間
    宿舎-仙台駅前バスターミナル24番乗場[8:20]=(宮城交通仙台大衝線)=[9:03]大和町バスターミナル=(Taxi 1740円)=湯名沢林道末端(9:25)-鉢倉山入口(9:46)-岩場固定ロープ(10:05)-ロープ上端(10:20)-鉢倉山(10:31/43)-固定ロープ上端(10:49)-固定ロープ下端(11:02)-鉢倉山登山口(11:08)-境(11:22)-固定ロープ下端(11:31)-大倉山(11:48/12:14)-境(12:35)-梅の木平展望台(12:54/58)-林道出合(13:00)-おどろき展望台(13:08)-遊歩道起点ゲート(13:25)-猪止ゲート(13:31)-(13:45)宮床山田バス停[13:49]=(大和町町民バス)=[13:58]役場前/大和町バスターミナル[14:13]=(高速バス仙台大衡線)=[14:56]仙台駅前バスターミナル/仙台駅[16:30]=(コマチ 32号)=[18:04]東京[18:15]=(メトロ・東急)=大手町=[19:08]宮崎台


☆ルートの概況

   
   
   
 

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☆ルートの詳細





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と地図ロイドで作成した地点
マーカーと GPS軌跡とを国土
地理院地形図を表示している
カシミール3Dにインポートし、
重畳表示させて作成)




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  およびウエイポイントの GPX 形式
  データファイルの ZIP 形式アーカイブ
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☆おわりに
    登り損ねが気になるので七ツ森へ三度目の山行を行い、初日に松倉山、二日目に鉢倉山と大倉山に登って、全山完登を果たしました。
9月末の笹倉山はまだ夏山の雰囲気だったのが10月中旬には秋の盛り、さらに今回は晩秋から初冬の雰囲気に変わっていました。(11/12-13)


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