志賀横手山-渋峠-芳ヶ平-草津 (2019.9.6-7)

(β版)

 

☆期日/(天気)/山行形式: 2019年9月6-7日 峠のホテル泊2日単独山下り

☆地形図(2万5千分1): 岩菅山(高田8号-4)、上野草津(長野5号-3)

☆まえがき
 横手山・渋峠の群馬県側は、昔からの山スキー定番フィールドです。
若い頃には長物を携えて何度も訪ねましたが無雪期に歩いたことはほとんどなく、緑色の志賀高原の景色には馴染みがありません。

 8月はじめ、志賀の横手山に登り、草津峠の方へ尾根伝いをしてみたら、スキーの滑走ルートからまわりの山の眺めが良く、所々にお花畑が広がっていて、楽しいワンデイハイクができました。

 先年、草津白根が噴火したあと、頂上付近が立入禁止になっていますが、芳ヶ平湿原、大平湿原、チャツボミゴケ自生地などをつないで草津方面へ下ってルートは通行可能なので、歩いてみようと思いました。

 渋峠から芳ヶ平を経て草津温泉へまでは年寄にとっては長丁場になるので、十分な時間を確保してゆっくり歩こうと長野群馬県境 渋峠に泊まることにしました。

 幸い天気のまわり合わせに恵まれ、入山日には北信の山並みの素晴らしい展望と巡り合うことができました。
渋峠から芳ヶ平にかけてのルートでは、夏から秋へ移り変りつつある山と湿原の味わい深い景色を楽しむ事ができました。

☆横手山-渋峠-芳ヶ平-草津ルートの概観



ルートマップを拡大表示


★ルート線は携帯端末内蔵 GPSで記録した実際の行動軌跡です。
主なマーカは、クリックするとその地点で撮った写真の縮小画像を表示できます。
 ほとんどのポイントマーカーは現地で位置を確認し、補正してありますが GPS 自体のエラーは排除できません。


☆9月6日(晴のち曇天気): ノゾキから横手山に登り、渋峠から山田峠方面へ散歩したあと渋峠に宿泊
☆行動時間

    宮崎台[7:24]=(411円)=[8:12]大手町[8:15]=[8:16]東京[8:36]=(カガヤキ#505 4000+E4000)=[9:59]長野東口#23/24[10:15]=(長電バス急行志賀高原行 2100円)=[11:49]ノゾキ[11:55]=(スカイレータ 600円)=[12:08]山上駅/展望台/カフェ(12:50)-横手山(12:55/13:05)-渋峠(13:40/50)-国道最高点(13:57/14:02)-山田峠手前のUターン(14:17)-(15:10)渋峠{峠のホテル泊}


ノゾキの眺め  (画像をクリックすると拡大スクロール) 


☆ルートの概況

 8月に横手山に登りに来たときと同じ様に、北陸新幹線で長野まで行き、長野駅東口のバスターミナルから出ている長電バス白根火山線に乗ってアプローチしました。

 今回は渋峠まで行かず、ひとつ手前のノゾキで下車しましたが、とても天気がよく、ノゾキのレストランの脇に出るとページ冒頭のような広大な展望が広がっていました。
 日差しは強く、夏と変わらないような感じでしたが大気中の水分が減って透明になっていることがたしかな季節の移り変わりを知らせていました。


ビューテラスの眺め  (画像をクリックすると拡大)


 スカイレータでひと登りしたあと右手に上がってゆくリフトに乗り継ぐと労せずして横手山頂上の一角に上がれました。

 建物の中の階段を登ると展望テラスがあり、長野側は左のような山岳展望が得られました。

 また群馬側は、下のパノラマ写真のように雲が多目ながら広大な視界が得られました。


ビューテラスから上州側の眺め  (画像をクリックすると拡大スクロール) 


 テラスの下のクランペットカフェでバタークリームを塗ったカリカリのイングリッシュマッフィンに蜂蜜をかけたのと、コーヒで軽い腹ごしらえをしてから歩き出しました。

 リフト山上駅の向かい側には日本で一番高い所にあるパン屋とレストランがあります。


秋のお花畑  (画像をクリックすると拡大)


 レストランの前のお花畑はひと月の間にすっかり様変わりしていて、青や紫色の秋の花がが目立つようになっていました。

 横手山の頂上は、うちのカミさんと義妹のメモリアル・スポットです。

 若い頃は結構な美人でしたが誇らず飾らず、物静かながんばり屋さんでした。
3Kの塊のような厳しい山登りや山スキーにもよく付き合ってくれました。
 義妹の郁ちゃんにも幾らかは影響したようで、中年から始まった山登りはみるみるエスカレートしてレベルが上り、日本百名山完登は愚か、海外の秘境の山々の遠征にも出かける様になっていたのが数年前に急逝してしまいました。


 パン屋さんの前から渋峠へのスキー場ルートは、昔スキーで何度か通り、近頃も何度か歩いています。

 歩き慣れたルートを歩くのは好奇心の働きが鈍くなって退屈するのであまり好きではありません。
趣向を変えて頂上の北側を回り下ってゆく車道を歩いてみることにしました。
見える景色も違うだろうし花も多いのではないかと期待したのは外れで、花はあまり見られず、野反湖方面の山並みがわずか見れただけでした。


道路脇の花  (画像をクリックすると拡大)


 渋峠の近くまで下ってきた所で道端の草薮の中に咲いていた小さな真紅の花はとても印象的でした。


 山の端を回った所で渋峠の建物が見えました。

 険しい山が群がっている上信県境の奥山にぽっかり平坦な高原状の地形が広がっているのが不思議です。


 渋峠まで降りて来たら目の前が今夜の宿でしたがまだ時間が早かったので峠のあたりを歩き回りました。
県境の標柱が立っていてその近くに芳ヶ平への降り口がありました。


 少々歩き足りないような気がしていたので、山田峠の方へブラブラ歩いて行ってみました。

 県境から500m くらい進んた所に広場があり、国道最高点の標石が立っていました。
標石には 2170.8m の標高値が刻まれています。


芳ヶ平俯瞰  (画像をクリックすると拡大)


 石標の背後の柵に寄って見ると目の前を漂っている霧の下に芳ヶ平の湿原が見えました。
うっすら秋の彩りが始まっているようです。

 芳ヶ平の向こうは草津白根の大きな山体で、先年の噴火の名残と思われる列状の噴気が出ています。

 国道最高点の背後には平坦な斜面が広がっていて、奥の方の高い所に 2217m の最高点があります。


 渋峠から緩やかに進んで来た道はこの先からふたつの大きなUターンを描いて 170m ほど高度を下げ、山田峠へ繋がっています。

  この山田峠への急降下部は、初めての山スキーでスキーを折った思い出の "事故現場" です。

 できれば山田峠まで行ってみたいと思っていましたが、程々の時間になったのでふたつ目のUターンの上で反転し、渋峠に引き返しました。


 渋峠にある渋峠ホテルは長野・群馬2県に跨って建てられているスキー宿です。
泊まった部屋は2階の群馬側の一番長野寄りでした。


☆ルートの詳細


詳細ルートマップ
    (下の縮小画像をクリックすると元図が表示されます)



★このルートマップは Windows アプリの カシミール3D に国土地理院新版淡色レベル16 を読み込んで作成しました。
 当日(9/6)のルート線は青色。 翌日(9/7)のは赤色です。
 GPS軌跡の記録と地点位置の補正には Android アプリ 山旅ロガーと地図ロイドを使用しました。
 ルートの詳細を伝えるため元図は大きなサイズになっています。
ダウンロードしたら適宜縮小するか要所を切り出して印刷、利用してください。

 縦横比は維持していますが縮尺は不定ゆえ国土地理院の紙地図を参照するなどで推定してください。


 GPS軌跡・地点マークのダウンロード

        ★上の地図の GPS 軌跡と地点マーク情報をまとめて ZIP 圧縮したものです。
         解凍するとそれぞれの GPX ファイルが得られます。


Googleフォトアルバム
   ★撮影地点の経緯度情報が付いた元画像のアルバムが見れます。


 
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☆9月7日(晴のち時々曇): 渋峠発、芳ヶ平湿原探勝のあと大平湿原入口から、蟻の塔渡り
                  を経て草津に下山。 バスで軽井沢まで移動して新幹線で帰宅。


渋峠の朝の展望  (画像をクリックすると拡大スクロール) 

☆行動時間
    渋峠(8:32)-芳ヶ平へ1.8Kmの道標(9:04)-ダマシ平(9:20)-芳ヶ平湿原周遊路分岐(9:56)--周回路終点(10:12)-芳ヶ平ヒュッテ(10:17/45)-草津が見える笹原(11:03)-桜清水(11:08)-草津5.6Km道標(11:15)-大平湿原分岐(11:31)-一本松(11:58)-大岩(12:12)-大周り道標(12:21)-大周り角のベンチ(12:28/40)-丸太階段から廃林道(12:52)-蟻の塔渡り入口(13:02)-蟻の塔渡り出口(13:09)-草津1Km道標(13:18)-芳ヶ平矢沢橋登山口(13:37)-天狗山スキー場(13:48)-西の河原露天風呂(14:02)-穴守稲荷(14:10/25)-草津湯畑(14:35)-(14:47)草津温泉[15:10]=(草軽バス軽井沢行 2200円)=[16:10]白糸の滝[16:43]=(草軽バス急行草津8号)=[17:06]軽井沢(アサマ628号 2590+E3520)=[18:52]東京[19:03]=(メトロ 195円)=[19:04]大手町[19:09]=(メトロ・東急216円)=[19:52]宮崎台

☆ルートの概況

 ふた昔前の胃の手術の後遺症で血小板が減って高所に泊まると類高山病になりやすくなっています。
最近は老化の影響も加わっているから 2000m 超の高所に泊まるとどうなるだろうか?、と心配していましたが、少し頭が重くなてきた所でロキソニンを1錠服んだら状態が良くなって問題が解消し、夜もぐっすり眠ることができました。
 翌朝は爽快な気分で目が覚め、窓の外を見たら澄んだ青空が広がっていました。
カメラを持って外に出て、昔ガソリンスタンドがあった信州側の広場に出てみたら上のような山岳パノラマが広がっていました。


 時間は十分あるのでゆっくり朝食を食べたあと山歩きの支度を整えて外に出ました。

 芳ヶ平へ下る道の入口は峠からわずか群馬側に寄ったところにありました。

 夏草が被り気味になっていましたが道形は明瞭で、要所には太い標柱と案内地図看板があって迷いようもありません。


 ルートは笹原の中の穏やかな下りで始まりました。


 雨水で洗掘されるようなところには木道が敷かれ、雨季にも歩き易いようにしてあります。


 コケモモの実がなっていました。。


 ひと下りした所に渋峠から 1Km、芳ヶ平へ2.8Km と記した標柱が立っていました。
このあたりは傾斜がやや急で大きな石がゴロゴロしています。


 ゴロゴロ石の上を下ってゆくとまわりが開けてきました。天気は良いものの、群馬県側は雲が多いようです。


 広く開けた笹原に出ました。
スキーで滑ってくればとても嬉しくなるような地形です。


 道端に "ダマシ平" と書いた標柱が立っていました。
渋峠の方から下ってきたスキーヤーが芳ヶ平と勘違いして広場の向い側の方へ下ってガラン谷に迷い込む遭難が多かったため、このような名がつけられたようです。


 笹原の中の下りが急になってくると階段状の木道が続くようになりました。


湿原が近づいてきた  (画像をクリックすると拡大)


 高度が下がるにつれて芳ヶ平の向こう側の山が高くなってきました。


白根山  (画像をクリックすると拡大)


 すぐ下に湿原が見える所まで降りてくると向こう側に聳えている白根山の岩肌が露出した斜面が大きく広がってきました。


 湿原の縁まで降り着いた所に川が流れていました。


 橋を渡って先に進むとすぐに湿原周回路の分岐点に着きました。
周回路の木道が右手に分岐し入り口の角に案内地図と解説を記した看板が立っています。


八幡平石沼を彷彿させる池塘(画像をクリックすると拡大)


 木道を進んでゆくといくつかの池塘が見られました。
それぞれが異なる雰囲気を漂わせていて、変化に富んでいます。

 黒ぐろしたタンネの森に囲まれている大きな池は、南八幡平の石沼を彷彿させてくれました。


 湿原はもう既に秋の盛りで、ごく地味系の秋の花がパラパラと咲いているだけでした。

 華やか花で賑わう初夏の湿原は生命力に溢れ、今生の終わりが近いていることを実感するなっている年寄りに元気に生きようとする力を与えてくれます。

 秋の湿原には、しみじみ落ち着いた雰囲気が漂い、過ぎ去りし年月のあれこれを思い出させてくれます。


池塘の先に白根山  (画像をクリックすると拡大)


 湿原と、池塘と白根山と、静かな景色の中をゆるゆると歩きました。


 やがて登山道と出会いました。
左折すれば渋峠へ戻り、右折すれば芳ヶ平ヒュッテへ行けます。


 右折して進んでゆくと間もなく右下にヒュッテの赤い屋根が見えてきました。

 ヒュッテの後ろ側から正面側に回り込むと入口の前の広場に出ましたが、人気はなく静まり返っています。

 ヒュッテの前の川を渡った所に三叉路があって白根山への道と草津方面への道が別れています。

 白根火山ドライブインへはダラダラ登り気味に1時間足らずでが今は立入禁止になって行けません。

 数年前にドライブインから歩いてここまできたことがあるのですが生憎の雨模様で意欲を削がれ、湿原も見ずに来た道を戻ってしまいました。

 この先、草津までは結構な長丁場なので三叉路の角ザックを下ろして長休みをしました。


 草津へのルートに進入すると間もなく涸れ沢溝を渡り、その先からは笹に覆われた斜面を横切って穏やかに下ってゆくようになりました。

 後ろを振り返ると渋峠から降りてきている尾根を背にした、台地の笹原の中にひっそり佇んでいるヒュッテの赤屋根が印象的でした。


草津が見える笹原  (画像をクリックすると拡大)


 開けた所に出てくると行く手に草津の奥の六合村最奥部かと思われる家並みが見えるようになりました。





 ゆったり広がった笹原は雪に覆われている時季には最高のスキー滑走面になるでしょう。


上州 吾妻の山並み  (画像をクリックすると拡大)


 笹原が尽きて山林に入ろうとする所に道標が立っていました。
芳ヶ平から 1.0km、香草を経て草津まで 5.6Km と記した道標が立っています。

 林の中をしばらく進んだ所に三叉路があって石標と標柱が立っていました。
弁天と思われる像が刻まれた石柱が立っていて、右草津道、左入山道、明治33年の文字が刻まれていて、この道が昔からある道であることを示していました。
 標柱の方には左手に進むと大平湿原に行けること示していました。
 芳ヶ平ヒュッテの下から谷向の道を下ってくると大平湿原を通ってここに出てこられるようですですから、来年の花の季節にヒュッテに泊まり、この湿原も訪ねてみたいと思いました。  


 カラ松の林の中を行くところは至って静かで気持の良い道になりました。
もともとマイナーな山域だったところへ立ち入り禁止区域ができたりして、足を向ける人がさらに少なくなっているようです。


  "毒水" に立っている道標には芳ヶ平から 2.4Km、草津へ 4.0km と記されていました。


 枝沢にかかっている板橋を渡った所に立っている石像には、楽器を持った神像が刻まれていました。
これは弁天さまに違いありません。


 大岩は高さ3m くらいの大岩で、すぐ近くに芳ヶ平から 2.8km、草津へ 3.7Km と記した道標が立っていました。


 "大周り" には芳ヶ平 3.1Km、草津 3.5Km と記した道標が立っていました。


 右手へ回り込んでゆくと沢に突き当たる手前の急な右カーブの角に野外ベンチが置かれていました。


 大周りのカーブのすぐ先で常布の滝への幅広い道が分岐していました。
入口にトラロープが張られ、"このコースは岩場があって危険。上級者向けのコースです。" と記した看板が置かれていました。

 

 自然林の中を暫く進むと10段ほどの丸太階段を下るところがあり、古い林道とT字に出合いました。
 ここまで車が入れるように開かれた林道のようで、出合の左手はすぐ先の所で行き止まりになっているようでした。

  

 元はかなり立派な林道だったようで、所々に石垣が見えたり、簡易舗装の残骸と思われる路面があったりしましたが長年の間に左右の山から崩れ落ちてきた土砂が堆積し普通の山道と大して変わらない状態になっていました。

 石ころや枯れ枝を避けながら進んでゆくと平坦な鞍部があり、右下の斜面を登ってきた林道と出合いました。
2万5千分1地形図に実線が記されている道ですが、途中に崩壊したところでもあるのか、立ち入り禁止の掲示が出ていました。

 
 

鞍部の先の尾根の尾根の背を進んでゆくとすぐの尾根が痩せてきて "蟻の塔渡り" と記した標識が出ている所に着きました。

 尾根の両側が崩落して鎌尾根になったのを安全に通れるようにするため、土嚢などを積み上げて平にし、両側に橋の欄干のような柵が立てられています。


常布の滝  (画像をクリックすると拡大)
 
 

"橋" を渡ったところに常布の滝を遠望できるスポットがあって、深いV字谷の奥壁にかかっている滝が見えました。

 
 

蟻の塔渡りを過ぎるとすぐに尾根の幅が広がってきて平坦な台地状の地形になりました。

 芳ヶ平から5.3Km、草津へ1Km の地点を通過しました。

 道の左の山林の奥1Km の所に音楽の森ヘリポートがあるが冬季のみ通行できると記した道標が立っています。

 
 

間もなく上信越自然歩道 芳ヶ平~草津コースの地図看板を見ると行く手の林の中の道路を走っている車の音が聞こえてくるようになりました。

 
 

 看板の先へわずか進んだところで車道に飛び出しました。

 幅広い舗装路になっている中之条草津線の向かい側から草津の町へ歩道の続きがあることを示す標識が見えましたが西の河原公園の入り口にある蕎麦屋やその下の露天風呂の様子を見たかったので右折して天狗山スキー場の方に向かい、車道に沿って歩きました。


 橋を渡って坂を登った所は天狗山スキー場の末端で、渋峠から山田峠を経て山を降ってきた国道とT字に出合いました。

左折して進むと道路の向かい側はスキー場の末端に並んでいるお店の大きな建物が連なっています。

橋を渡ったところにあった蕎麦屋は残念ながら休業日でした。
では露天風呂の方は?と進んで行って見たらこちらは超満員で、とてもゆっくり入れそうもないのでパス。


 露天風呂の先から西の河原公園になりました。
あちこちで湧き出している温泉が小川になって流れています。
足湯や湯遊びの池が並んでいるところは家族連れや二人連れで賑わっていました。

 当てにしていた蕎麦屋に入れなかったので空腹になり、蟻の塔渡りから歩き続けて疲れ来てもいたので園地を見下ろすデッキの休憩舎に入って休憩。
テルモスの紅茶と行動食でつなぎをしました。


 公園が終わると温泉街に入り、賑やかな通りを歩いて行ったら湯畑の縁に出ました。
高温の源泉を冷やして湯花を沈殿させるために考え出した先人の知恵が受け継がれているのを外国から来た人達も大勢見ていました。

  湯畑の上手を回って向かい側の坂を登った所に草軽電鉄のバスターミナルがありました。
そば屋があったので遅目のお昼を食べたあと、計画より1時間早い軽井沢行バスに乗れたので途中で下車し、白糸の滝を見て帰ることができました。

 


☆ルートの詳細


詳細ルートマップ
    (下の縮小画像をクリックすると元図が表示されます)



★このルートマップは Windows アプリの カシミール3D に国土地理院新版淡色レベル16 を読み込んで作成しました。
 当日(9/7)のルート線は赤色。 蒼き路は前日(9/6)のルートです。
 GPS軌跡の記録と地点位置の補正には Android アプリ 山旅ロガーと地図ロイドを使用しました。
 ルートの詳細を伝えるため元図は大きなサイズになっています。
ダウンロードしたら適宜縮小するか要所を切り出して印刷、利用してください。

 縦横比は維持していますが縮尺は不定ゆえ国土地理院の紙地図を参照するなどで推定してください。


 GPS軌跡・地点マークのダウンロード

        ★上の地図の GPS 軌跡と地点マーク情報をまとめて ZIP 圧縮したものです。
         解凍するとそれぞれの GPX ファイルが得られます。


Googleフォトアルバム
   ★撮影地点の経緯度情報が付いた元画像のアルバムが見れます。


 
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☆おわりに
    芳ヶ平から草津への道は古くから湯治客や物資輸送路として利用されていた古道だったと言うことで、 "湯治道" とでも呼べる種類の古道があることを知りました。

 ラムサール条約登録湿原 芳ヶ平は草津白根と横手山の間の開けた谷間にあるこじんまりした湿原でした。
時季が遅くすでに秋の実りの季節になっていたので、来年は花の盛りの時季に再訪し、芳ヶ平の小屋に泊まってじっくり見て歩きたいと思っています。


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