足利、西場-大小山-大久保 (2013.1.19)


☆期日/天気/山行形式: 2013年1月19日 晴 単独日帰り
☆地形図(2万5千分1): 佐野(宇都宮7号-3)、田沼(宇都宮6号-4)
☆まえがき
    数年前までは雪が降ると喜び勇んで手近な山にでかけていたのが、この頃は、寒くて億劫だなぁと感じるようになったのが情けないです。
近ごろ通っている栃木-足利あたりで、大小(ダイショウ)山なら陽だまり山行ができるかも、と行ってみました。

  最高点が 320m にも満たない超低山でしたが、ところどころに岩場があって変化に富み、主なピークでは広大な展望が得られました。
冬晴れに恵まれたことも相まってまるで "山の展示会" を見ているのではないかと思うほどでした。
下山したあとで立ち寄った栗田美術館では伊万里・鍋島の素晴らしいコレクションを見ました。

大小山頂上から西方の展望。 丹沢・富士から奥武蔵・奥秩父、西上州をへて浅間山あたりまで    (画像クリックすると拡大)
☆行動記録
<行動時間>
    宮崎台[7:01]=北千住[8:21]=(新藤原行快速)=[9:26]栃木[9:38]=(JR両毛線)=[10:02]富田駅(10:25)-阿夫利神社(11:05/10)-見晴台(11:35/45)-大小山 282m峰(11:53)-鷹ノ巣山313.5m峰(12:00/25)-見晴台下降点(12:30)-尾根左折点(12:41)-アンテナ 198m峰(13:15/20)-国道 50号線(13:48)-栗田美術館(14:10/15:20)-(15:36)富田駅[15:42]=[16:09]栃木[16:36]=(特急きぬ 130号)=[17:32]北千住=[18:42]宮崎台

<概要>
    大小山は足利市の東部、JR両毛線富田駅の北西 2.5Km 程のところにあります。
かつて修験道の行場があり、山の名もここに住んでいると信じられていた大天狗・小天狗にちなんでいると言われ、頂上直下の絶壁には山名を表す「大」と「小」とふたつの文字形が架けられています。

  JR両毛線富田駅の西へ200m ほど進んだところで踏切を渡りました。
線路の向い側に寺があってその入口に大きな黒松が立っていました。

  駒場の集落を抜けた所で山裾の道路に突き当たり、右折して山裾を回りこんでゆくと枯れ田の向うに大小のふた文字が架けられている山が見えてきました。

  山裾の道に突き当たり、左折して進むと大小山鳳仙寺がありました。
 
  鳳仙寺の裏手にある阿夫利神社が山道の始まりでした。
登山口の駐車場に20台以上もの車が止めてあったのでビックリしました。
 
  ルートはよく整備され、所々にコンクリート板の階段が設置されていました。

男坂と女坂の分岐では右手の男坂に入り、コンクリート板の階段を登りました。
 
  沢窪をひと登りしたところに大小山仙間神社がありました。

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  仙間神社で小休止をしたあと左手の尾根へトラバースしました。
尾根の背に乗るとすぐ露岩の急登になりましたがそこを登りあげると背後に視界が開け、関東平野北部の展望が得られました。



  左手へ斜上して見晴台に着きました。
小平地に東屋が立ち、その背後の岩壁に大・小の二文字がかけられています。










  東屋の縁台にザックを下ろして休憩しました。
前の柵に寄ると左手に大平山から三毳山、その背後に筑波山から加波山への山並が連なっていました。
右手に広がっている関東平野は地平線が丸みを帯びて見えました。

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  見晴台広場の左端から5m ほどの鉄梯子を登ったあと左手へ緩やかに登って主稜に合流しました。
道標の指示に従って右折し、やや岩っぽい所を上がったところが 282m の大小山頂上です。
 
  大小山頂上の北側は残雪が凍結して滑りやすくなっていました。
慎重に下降して降り立ったゆるやかな鞍部の先からひと登りで主峰 鷹ノ巣山(315.6m)の頂上にあがると360度の視界が開けました。
まるで 「関東地方山岳展示会」 を見ているかのような素晴らしい山岳展望を眺めながら長い休憩をしました。

大小山主峰 鷹ノ巣山の展望     (画像クリックすると拡大してスクロール)
 


  心ゆくまで展望を楽んだあと、南麓の大久保へ向かって尾根伝いを始めました。

  まず、頂上南肩の岩場を下降しました。
足場・手がかりが多いので注意さえ怠らなければ問題なく通れます。

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   南尾根上の最初のピークに上がった所で後ろを振り返るとさっきまでいた主峰と見晴台のうしろの大小文字のピークが見えました。
 

  ピークの南肩に道標が立っていて、大久保に行くには左へトラバースして隣の尾根に移るよう指示していました。
 

  南尾根上部のコブはいずれも露岩の高みで眺めがよく、行く手に広がる関東平野の先に箱根、丹沢、富士なが連なっているのを見ながら気持よく歩きました。

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  左手に大平山-馬不入山から三毳山、そして先の方に加波山から筑波山への山並みが見えました。
 

  四角い標石があるピークを乗り越えたところに NHK のアンテナが立っていました。


  尾根の末端近くに赤松が林立している所がありました。
 

  尾根が低くなってきてすぐ下にゴルフ場が見えました。


  笹薮の間を通るとまもなく尾根の末端です。


  国道に出た所で左折。
1Km ほど進んでフラワーパーク前まで来ると栗田美術館の看板が立っていました。

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  時間が早かったので美術館に立ち寄ってみました。
今日歩いてきた尾根の裾の広大な土地が敷地になっていて城郭のような和風の大きな建物が並んでいました。


  展示館の中には伊万里と鍋島の膨大なコレクションが陳列されていました。
人の背丈ほどもある巨大な瓶の壮麗な彩色に驚きました。

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  美術館を出たあと駒場集落を通って富田駅に戻りました。
駅の跨線橋の上からは、この日に歩いた大小山の尾根筋がよく見えました。

<ルートの詳細>



GPS スライドショー



Flickr の元画像スライドショー



ルートマップ
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☆おわりに

    大小山は地元では親しまれて人気がある山のようでした。
週末とはいえ厳冬期にもかかわらず大勢のハイカーがきていたので驚きました。
中には幼い子供を釣れた家族までいましたが、小さな女の子には岩場の登りが辛かったようで、泣いていたのが可哀想でした。

  大小山は小さな山でしたが、随所に岩場もあって変化に富み、随所で広大な展望が得られ、楽しみの大きい山でした。