松田湖-赤雪山-仙人ヶ岳-石切 (2013.5.23)


☆期日/天気/山行形式: 2013年5月23日 晴 前夜市中ホテル泊 単独日帰り
☆地形図(2万5千分1): 番場(宇都宮10号-1)、足利北部(宇都宮10号-2)
☆まえがき
    昨年秋から足利付近の山へ繰り返しでかけています。
そろそろ低山シーズンもオシマイ、と言う時期になったので締めくくりの山行として栃木・群馬県境稜線上にある仙人ヶ岳を登りにゆきました。
標高 663m のこの山は、足利市の最高峰です。
  アプローチのバスの時間が早いため、当日出発では間に合いそうもなかったので前夜足利市駅前のホテルに泊まりましたが、前の日は足慣らしも兼ねてこの山域前山の末端部となる両崖山-天狗山-観音山の尾根ルートを歩きました。
☆ルートの概況
<行動時間>
    足利市[7:40]=(足利市生活路線バス \200)=[8:45]松田町(8:50)-車便乗=松田ダム(8:59/9:00)-駐車場(9:05)-鞍部(9:50/55)-赤雪山(10:03/09)-仙人ヶ岳 1.8Km の道標が立つ 580m 峰(10:24/35)-県境稜線(11:57)-岩切下降点(12:37)-仙人ヶ岳(12:41/13:01)-熊ノ分岐(13:28)-生不動(13:55/56)-林道末端(14:25/35)-岩切登山口(14:43)-(14:47)小俣北町バス停/駐車場[15:00]=(Taxi \2780)=[15:10]小俣駅[15:24]=(両毛線)=[15:47]佐野[15:58]=(東武佐野線)=館林=久喜=宮崎台


  足利市営バス松田線の終点から歩き出ましした。

  静かな松田の村の上に五月晴れの青空が広がっていました。
歩き出すとすぐ地元ハイカーの車が通りがかり、便乗させてもらう事ができたので、労せずしてダムサイトの先まで上がることができました。

  右手の車道を進んでゆくと赤雪沢登山口の東屋が見えてきます。

  駐車場奥手の登山口から赤雪山が見えました。

  沢の詰めの斜面を上がってゆくと行く手が明るくなりました。

  名草の方から登ってきた道が通っている小鞍部に上がったところには「赤雪山 0.2Km」と記した道標が立っていました。

  左折してやや急な斜面を登りました。
所々丸太階段になっています。
 

  急登が緩むとすぐ赤雪山の頂上広場に出ました。
南北に細長い広場の北寄りに東屋があります。

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  東の方は佐野の奥の山王山あたりでしょうか?

  仙人ヶ岳に向かうルートは至って穏やか尾根道から始まりました。

  要所に距離を併記した道標が立っていて、現在位置の確認を助けてくれまず。

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  左の谷向いに仙人ヶ岳が見えました。
まだ大分距離があります。

  尾根が細まってきました。

  露岩も出てきました。

  赤雪山から 2.4Km、仙人ヶ岳へ 1.8Km と記された道標が立っていました。

  もうすぐ県境稜線、というあたりで大岩の先が切れ落ちていました。
祠の右脇から回り下ったところで後ろを振り返るとこんな具合でした。

  栃木・群馬県境稜線に到達しました。
赤雪山から 2.9Km、仙人ヶ岳へ 1.3Km と記した道標が直角に左折するよう指示していました。
その脇には「赤雪山」と文字を切り抜いたステンレス鋼製の道標も立っています。

  県境稜線は樹木に覆われた細尾根でした。

  松田ダムの方から登ってくる林道への下降路が分岐しています。

  岩切・猪子峠方面への分岐を通過しました。

  樹木の中を穏やかに進んで仙人ヶ岳頂上に着きました。

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  樹木の間から奥日光の山並みが見えました。

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  袈裟丸山から皇海山の連なりが見えました。

  桐生から白葉峠を経て登ってくるルートもあります。

  三角点標石の脇でのんびり休憩しました。

  岩切への下降路が分岐するサブピークに戻りました。

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  尾根を下ってゆくと山火事跡の疎林に出ました。
左手へ視界が開け、男体山が見えました。
 
  熊の分岐。
ここで猪子峠への尾根道と岩切への谷道が分岐しています。

  右折し、沢の源流部へ向かってトラバースしました。

  傾斜は緩いが幅の狭い谷になりました。

  生満不動の小屋掛けがありました。
 
  炭焼窯跡の脇に「カタクリ群生地」の標柱が立っています。

  沢が開けると堰堤があり、その手前から車道になりました。

  猪子峠への車道に出ました。
右折して 200m ほど進んだところに車止めの広場があり、その向かい側に小俣北バス停のポストが立っていました。

☆ルートの詳細



  GPS スライドショー



  元画像スライドショー



  ルートマップ






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☆おわりに

    足利市の最高峰 仙人ヶ岳は栃木・群馬県境稜線上の静かな山でした。
山裏は桐生市梅田町で深山とはいえないが、濃密な自然林が残っていて、僅か 660m あまりの低山とは思えない雰囲気を楽しみました。
これまでで足利市周辺の山はひと通りカーバできたこととなりました。
関東平野の北端に臨んで展望が優れ、低山ながら露岩が多くて変化に富み、低山歩きの醍醐味を味わえる山域でした。