荒船山、線ヶ滝-星尾峠-経塚山-艫岩-相沢、三ツ瀬(2012.11.19)



☆期日/天気/山行形式:
2012年11月19日(快晴) 単独日帰り
☆地形図(2万5千分1): 十国峠(長野8号-1)、荒船山(長野7号-2)、信濃田口(長野7号-4)
☆まえがき
  用事で近くへ出かけた機会を利用して荒船山に登りました。
久し振りのロングルートでしたが好天に恵まれて楽しく歩き、経塚山頂上付近では綺麗な樹氷を見ることができました。
艫岩の展望点では上信国境連山と浅間山から、北の山並みまで、広大な展望を楽しみました。
翌日の予定の都合で下仁田駅付近の旅館に泊まりました。
西上州の玄関口の町は、どこか懐かしい雰囲気が漂う町でした。

荒船山 艫岩の展望    (画像クリックすると拡大スクロール)
☆行動記録
<行動時間>
    上州富岡[7:18]=(上信電鉄)=[7:41]下仁田[7:50]=(南牧バス \400)=[8:10]雨沢[8:30]=(雨沢タクシ- \2960)=[8:45]線ヶ滝登山口(8:50)-倒木に折られた丸太橋(9:30)-小休止(9:45/55)-田口峠分岐(10:10)-威怒牟幾不動道合流点(10:20)-谷奥で小休止(10/40/50)-星尾峠(11:10/15)-稜線道(11:31)-経塚山(11:40/55)-石祠(12:23)-皇朝最古修武之地石碑前(12:25)-小沢(12:32)-相沢分岐(12:36)-避難小屋(12:38/42)-艫岩(12:45/13:05)-相沢分岐(13:09)-中ノ宮(13:50/55)-尾根の北面へ左折(14:22)-相沢登山口(14:37)-最奥の人家(14:45)-水場(14:50/15:00)-(15:33)三ツ瀬[15:44]=(しもにたスクールバス 無料)=[16:11]下仁田-大井田旅館{泊}

<概要>
 この山はマイカーで長野・群馬県境の内山峠へアプローチし、県境尾根を辿って艫岩に上がり、余裕があれば最高点の経塚山へ往復する、と言う歩き方が一般的なようですが、いつもの流儀で山越えルートを設定しました。
  下仁田から南牧村村営バスで雨沢まで入り、地元のタクシーに乗り継いで南麓の線ガ滝登山口へアプローチ。
星尾峠を経て経塚山に登り、艫岩へまわって北麓の相沢・三ツ瀬へ下山しました。

  近頃の山行のうちでは割りと長目のルートで登降差もあり、少々時間がかかりましたが前夜は富岡に泊まったので朝はほどほどの時間に起きて出発して充分に辻褄を合わすことができました。

  下山したあと、もうひと晩現地に泊まる必要がありました。
下山先のあらふねの湯で入浴できれば富岡まで戻って連泊すれば良かったのですが生憎休日のため入浴できないことが分かりました。
やむなく下仁田泊に変更、駅近くの旅館に泊まることにしました。
名物のソースヒレカツ丼を食べ、宿の風呂に入ってゆっくり休むことができました。

  下仁田は、かつてこんにゃくで繁栄し「こんにゃく大尽」という言葉がある町ですが、いまはそれよりずっとつましい下仁田ネギの産地として知られるようになりました。
かつての繁栄の余韻か、懐かしい雰囲気が漂っている好ましい町でした。
ツレをなくした老女がやっている旅館に泊まったのですが、駅通りの八百屋で買って行って、風呂上がりに食べた柿の甘さは格別でした。

<ルートの詳細>
  GPS トラックの取得に失敗したため、画像にジオタグを書き込むことができず、カシミールのデジカメプラグインを使って、マニュアルでジオタグつきの画像を作りました。




EveryTrail のアルバム
  (GPS 軌跡なし EveryTrail アルバム)



Flickr のスライドショーアルバム
  Map モードでは画像が配置された地図が見られます。



ルートマップ
      (国土地理院2万5千分1地形図による)



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☆おわりに

    荒船山は小学校に入る前に、親に連れられて登ったのを憶えていますが、生まれてこの方、山らしい山に登ったのはこれが最初だったと思います。
故郷にあるポピュラーな山だからいつでも行ける、と思っているうちに年月が通り過ぎ、何と70年ぶりの再訪となりました。

かれこれ60年近く山歩きを続け沢山の山を歩いて来た中で荒船山は、かなりいい方の山であり、少なくともその他大勢組ではない、と思いました。

  今回は、GPS を家に置き忘れたばかりでなく、最後の頼りだった Android タブレットの GPS の起動にも失敗する、と言うポカミスをやりました。
いよいよ認知症の兆候が出てきたか、と怯えています。

  GPS トラックがないと近頃の山行記録の取りまとめに利用している EveryTrail のアルバムは作れません。
それだけでなく、デジカメ画像にジオタグを書き込むことさえ不可能です。
窮余の一策として山岳展望シミュレータ: カシミールのデジカメプラグインを使ってデジカメ画像にマニュアルでジオタグを書き込む作業を行いました。
  画像に書き込まれた経緯度は登山道交点・峠・頂上などの主要スポットについてはかなり正確と思いますが、その間で撮影した分は記憶を頼りに撮影地点を推定しており、幾えあかの偏差は不可避です。
それを補うため、国土地理院地形図を利用した詳細なルートマップを添付しました。