三ツ峠南尾根 (2011.7.22)


☆期日/天気/山行形式: 2011年7月22日(晴) 単独日帰りトレーニング
☆地形図(2万5千分1): 河口湖東部(甲府3号-4)、富士吉田(甲府4号-3)

☆まえがき

    7月中旬だというのに梅雨が明けてしまいました。
夏はみちのく分水嶺の山巡りに出かけるのが毎年の習いになっているのですが、しばらく大きな山に登っていないので足腰の強化を兼ねた体調チェックのため三ツ峠に行き、南尾根を下降しました。
三ツ峠頂上から木無山を経て富士急河口湖駅付近まで、正面に富士山、右手に御坂、左手に御正体・道志を眺めながら下る延長7Km ほどの尾根です。
数年前に下ったことがあるのですが生憎の曇り日で、頂上からカチカチ山ロープウエイ園地近くまで雲の中でした。
かねがね、好天の日にもう一度歩いてみたいと思っていたので6月下旬に出かけてみたら、時季が早すぎて登山口へのバスが運行されていず、本栖湖後背稜線に転進して終わりました。

  三度目の正直の喩えの通り、今回はこの時期には稀な空気の澄んだ晴天に恵まれ、周囲の山の展望を楽しみながら歩けました。

台風一過のあと、三ツ峠山頂の展望    
(クリックすると拡大)

行動時間
    宮崎台[6:30]=長津田=八王子[7:34]=高尾=大月[8:35]=[9:26]河口湖駅[9:40]=[10:05]三ッ峠登山口(10:10)-林道末端(10:20)-堰堤(10:25/30)-ベンチ(11:05/10)-三ツ峠山荘(11:37)-頂上(11:50/12:10)-山荘(12:25)-木無山分岐(12:34)-ガレ場(12:50)-小休止(12:55/13:10)-送電線鉄塔(13:54/14:00)-浅川分岐(14:53)-車道(14:40/50)-天上山(15:10)-富士見台(15:13/15:23)-護国神社(15:41/16:05)-(16:20)河口湖駅[16:49]=[17:48]大月[17:51]=八王子=長津田=[19:51]宮崎台


☆ルートの詳細




三ツ峠南尾根の GPS スライドショー




Flickr の元画像スライドショー



  ページ先頭へ    

☆おわりに

      台風6号が関東東南海上に逸れた次の日の富士五湖地方はシベリアから吹いてきた冷涼な大気に覆われて大気が澄み、遠くの山がよく見えました。
"南" は雲の中で奥秩父にも雲がかかっていましたが、富士山、木無連峰、御坂、道志、丹沢などの山々の展望を楽しみました。


  下山のはじめに屏風岩を眺めました。
毎夏、涸沢合宿の前に岩登りの練習に来ていた想い出深いゲレンデです。

  何段かの岩棚に分かれていて出口が悪いのが特徴ですが、出口で苦労しても岩棚に這い上がってしまえば眺めは最高で、気分爽快です。
  慣れてしまえば怖さは感じず、狭い岩棚をヒョイヒョイ渡り歩いていたのが今では信じられません。

  屏風岩の裏側にあった白雲荘と言う山小屋が定宿でした。
前の日の勤めが終わったあと新宿駅に集合して出発。
三つ峠駅から達磨石を経て小屋まで暗い山道を仲間と競って駆け上るのが習わしでした。
  翌日の午後遅く、練習が終わって三つ道具を片付けると今度は駅まで駆け下っていましたが、いまは山裏の登山口から頂上に上がるだけでひと苦労です。

  岩登りの師匠だった鈴木さんは甘酢漬けのらっきょうが好物でした。
これさえあればいくらでも食べられるよと、舌鼓を打ちながら大飯を食べていたのを思い出しました。



  木無山頂上近くのお花畑に色々な花が咲いていたのは思わぬ余録でした。
秋のような爽快な風が吹いている中、長い尾根を気持よく下りました。
最後には膝が痛くなったりしましたが、足腰の錆取りはどうにかできたようです。