京都東山、大文字山 (2010.10.13)


☆期日/天気/山行形式: 2010年10月13日(曇) ついで登山 単独行

☆地形図(2万5千分1): 京都東北部(京都及大阪2号-4)、京都東南部(京都及大阪3号-3)

☆まえがき
    近年、秋の恒例になっている大学の同窓会が京都で開かれることになった。
遠路遥々出かけたのに宴会ひとつに出て泊まった翌日、半日観光しただけで帰ったのではあまりに勿体ない。
京都から大和のあたりの面白そうな山をいくつか巡ってみることにした。

  まず初日は大文字山に登ることにした。
お盆の五山送り火の "大" の字の火床がある山で、京都市街の眺めが良いらしい。
山が小さいから昼前に京都に着く新幹線で行けば、夕方からはじまる宴会には十分間に合せられる。


大文字山火床の展望    
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☆行動記録とルートの状況

    大文字山へは、西麓の銀閣寺からのルートがもっともポピュラーで、短時間で大文字火床に上がれ、京都市街の展望を楽しめることが分かったが、 蹴上からの尾根を辿って頂上に向かうことにした。
蹴上駅の近くにある幹事の別邸が無料宿泊所として提供されていたので、不用な物をそこにデポすれば、身軽に行動できるからだった。
  蹴上隧道を起点とするこのルートは、琵琶湖疏水インクライン・日向大神宮、七福思案処を経て頂上に向かう。
京都市街一周トレールの一部にもなっていて整備が行き届き、要所に親切な道標が立っていたが、ルートの大部分は鬱蒼とした暖地林の中で地形も意外に混み入り、大都会のすぐ脇とは思えない雰囲気があった。
  毎日のようにここを歩いていると言う地元の老ハイカーや熟年夫婦に出遭って、まわりの山の名を教えてもらい、頂上付近ではスズメ蜂が活動しているので注意が必要と言うことまで知らせて貰った。

  頂上は銀閣寺方面から登ってきたハイカーで大賑いだった。
弘法大師の祠がある "大" の字の火床の要では京都市街の展望を楽しんだ。
下山先の銀閣寺では大勢の観光客に混じって名刹の庭を拝観した。
さらに、哲学の道を歩き、南禅寺の境内を通って程良い時間に蹴上の宿舎に着いた。

☆行動時間
  宮崎台[7:07]=あざみ野=新横浜[7:52]=(ヒカリ#503)=[10:15]京都=(地下鉄烏丸線)=烏丸御池=(地下鉄東西線)=蹴上駅-高野別邸機器人庵(10:50/11:10)-蹴上トンネル(11:16)-日向大神宮(11:30)-天の岩戸(11:34)-七福思案処(11:45/11:50)-展望点(12:00)-展望点(12:10/15)-道標東山#44 鹿ガ谷分岐(12:36)-大文字山(12:48/13:10)-大文字焼上端(12:25)-大文字焼大師堂(12:30/35)-石段上(13:37)-索道下(13:40)-銀閣寺道(13:55)-銀閣寺(14:08/29)-哲学の道入口(14:31)-カフェテラス(14:40/15:00)-熊野神社(15:20/25)-南禅寺(15:30/40)-蹴上トンネル(15:48)-(15:55)機器人庵{祇園で会食のあと宿泊}


☆スライドショーアルバム




京都 大文字山の GSP アルバム




元画像スライドショー(Flickr)

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☆おわりに
    僅か半日のついで登山としては非常に内容の充実した山歩きができた。
山麓の観光ルートも、素晴らしい歴史散策の道で、贅沢な時間を楽しんだ。