北上州、嵩山(2009.9.14)


☆期日/天気/山行形式: 2009年9月14日 単独日帰り軽登山
☆地形図(2万5千分1): 四万(高田4号-4)、中之条(長野1号-3)、群馬原町(長野1号-4)
☆まえがき
    8月下旬、シニア仲間で旧真田領を訪ねるツアーの途中、嵩山の麓を通った。
美味しい蕎麦を食べた道の駅の背後に立ち、山腹の森の中に岩峰を覗かせている山の姿に惹かれた。
かねてより気に掛けていた登り漏らしの山のひとつでもあったので、酷暑の季節が通り過ぎるのを待ちかねて出かけてみた。

大天狗岩頭の展望1 正面は十二ガ岳、小野子山  
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☆行動記録とルートの状況
<行動時間>
    宮崎台[6:25]=渋谷=池袋=赤羽[7:31]=(草津1号)=[9:23]中之条[9:30]=(関越交通循環バス)=[9:46]親都神社/表登山口(10:05)-展望台(10:105/20)-休石(10:30)-天狗の広場(10:35/45)-中天狗(10:55)-御城の平(11:00/05)-大天狗(11:10/15)-経塚(11:30)-一升水(11:40)-(11:55)東登山口/道の駅そば処/親都神社バス停[12:26]=(循環バス)=[13:03]中之条[13:44]=[14:39]高崎[14:58]=[事故遅延]大宮[16:45]=渋谷=[17:55]宮崎台
大天狗岩頭の展望2 左は手に榛名山、中央に岩櫃山、右手遠くに浅間隠山  (クリックすると拡大スクロールします)


<概要>

    中之条駅からのアプローチは中之条町からの委託(?)で関越交通が運行しているバスがちょうど良い時間に出ているのでそれを利用した。
駅前には客待ちのタクシーが沢山いるので、人数によってはそちらの方が早くて安上がりかも知れない。
表登山口は親都神社バス停から50m ほど西に寄った所にある。
看板の脇から遊具のある園地の脇を通って山に入ると岩山の急斜面によく整備されて歩きやすい登山道が続いていた。
途中展望台に立ち寄って榛名山北面の展望を楽しんだあと、ひと登りで天狗平に着いた。
天狗平は稜線上の細長い平坦地で、鉄製の展望台と東屋があるが、展望台の方はなぜか梯子に丸太が縛り付けられ上に登れないようにしてあった。

  山上は地形が混み入っている上に樹木が生い茂っているので現在位置の判定が難しく、随所に立つ道標を頼りに歩くことになった。
嵩山頂上の大天狗は、経塚の先から総延長100m 近くはある三連の鎖場の岩尾根を登り上げた先にあった。
長い岩場だが傾斜が緩く、両側に樹木が茂っているので高度感は少ない。
岩頭では、上のふたつのパノラマ画像のように広大な視界が得られた。

  経塚の脇から一升水を経て下ってゆくと東登口に降りついた。
出口のすぐ西にある道の駅たけやまのそば処けやきの蕎麦は非常に美味しかった。
今回は蕎麦が気になって小天狗、浮動岩、五郎岩などを端折った。
やや遠いが手軽に登れる面白い山だから、機会を見つけて再訪したいと思っている。




  GPS軌跡アルバム(EveryTrail)


  Flickr のスライドショー


  詳細地形図


 (Map by EveryTrail: GPS Community)

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☆おわりに
      嵩山はかつて山城があった所で、上杉に支援された吾妻衆が立て篭もったが真田に攻められて落城、大勢が討ち死にしたと言う痛ましい戦史が残っている。
戦死者を弔う墓標の山でもあるため、山上の御城の平(無常の平)には数多くの石仏があったりするが、想像していたほど線香臭くはなかった。
地形の変化に富んでいて、随所に素晴らしい展望があり、小さくても楽しく歩ける山だった。