杉林の中の長い石段を登り上げて着いた通り峠の東屋からさらに、170段の丸太階段の急登に息を切らせ、ようやく展望所に出た。
正面は瀞峡に流れ込んでいる板屋川の谷で、右下の斜面に丸山千枚田が広がっていた。
谷の先の方には玉置山(1076.4m)など南奥駈道の山々が連なり、左手には一族山(800.5m)が立っていた。