安積山(額取山-大将旗山-御霊櫃峠) と磐梯山 (2009.6.25-26)

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☆期日/山行形式:
2009年6月25-26日 山中温泉旅館1泊2日
☆まえがき
  梅雨の晴れ間に歩ける面白そうな所をと、安積山と磐梯山に行ってみた。
猪苗代湖東岸沿いに尾根を連ねる安積山では湖と山の素晴らしい展望を楽しんだ。
50数年ぶりの磐梯山頂上ではバンダイクワガタの花に巡りあえた。
☆6月25日(薄曇のち晴)
   安積山(磐梯熱海=登山口-額取山-大将旗山-御霊櫃峠-草倉沢ごれいびつ荘)

額取山頂上の展望  
 (クリックで拡大)

<2万5千分1地形図>: 磐梯熱海(福島12号-3)、山潟(福島16号-1)、岩代中野(福島16号-2)、
<行動時間>
   宮崎台[7:01]=大手町=東京[8:08]=(Maxヤマビコ#105)=[9:30]郡山[9:43]=[9:59]磐梯熱海駅=(タクシー\1220)=登山口(10:10/15)-夏出・滝ルート合流点(11:15/20)-額取山(12:20/35)-大将旗山(13:30/55)-御霊櫃峠(14:45/15:00)-(16:15)ごれいびつ荘{泊}

<概要>
   安積山は前九年の役で源義家が活躍した山域だ。
額取山、大将旗山、御霊櫃峠などの地名はその伝説とつながっている。
頂稜部は秋から春にかけて吹き荒れる強風のため森林限界から抜けだし、主なピークが砂礫の裸地になっているため、広大な展望が得られる。

  頂稜南部の御霊櫃峠へ車で上がれるのでそこから額取山へ往復するのが最も安易な歩き方とされているが、首都圏から公共交通機関でアプローチしたときは、磐梯熱海からアプローチして額取山に上がり、頂稜を南下した方が良さそうに思えた。
下山先の御霊櫃峠入口を17時に出る郡山行きバスがあるので新幹線を利用すれば日帰り山行さえ可能である。

  御霊櫃峠から山麓 草倉沢のごれいびつ荘・北の湯までは、ヘヤピンカーブを繰り返している車道を横断する登山道を通って短時間で下降できた。(GPS トラック参照)
地味な山だが地元の人達には親しまれているようで、週日だったにも関わらず6人もの人達と出遭った。
  登山口にある ごれいびつ荘・北の湯は、アトピーによく効く温泉と、いわな養魚場がある山中の一軒宿だった。
渓流沿いの静かな宿で、川魚料理が美味しかった。





  安積山のルートと展望
  (Map by EveryTrail: GPS Trail Maps)






☆6月26日(終日快晴)
   磐梯町=八方台-中の湯跡-弘法清水-磐梯山-銅沼-裏磐梯=猪苗代
磐梯山頂上の展望  (クリックで拡大)


<2万5千分1地形図>: 猪苗代(福島15号-4)、磐梯山(福島15号-3)
<行動時間>
   御霊櫃峠入口[7:10]=(福島交通バス)=[8:04]郡山駅[8:31]=[9:25]磐梯町駅=(タクシー\3680+730)=八方台登山口(10:00/10)-中ノ湯跡(10:35)-小休止(11:00/05)-弘法清水(11:50/55)-磐梯山頂上(12:25/55)-弘法清水(13:15/20)-裏磐梯分岐(14:20/25)-銅沼(14:55/15:00)-合流点(15:10)-スキー場入口(15:30/40)-国道(16:10)-(16:15)裏磐梯高原駅[16:41]=(磐梯東都バス)=[17:14]猪苗代駅[17:40]=[18:11]郡山駅[18:34]=(Maxヤマビコ#126)=[19:56]東京=大手町=宮崎台

<概要>
   ごれいびつ荘に泊まった翌日は雲ひとつない快晴になったので、50数年振りに磐梯山に登って帰ることにした。

  7時10分に宿の前から出る一番バスに乗って郡山駅に行き、磐越西線の快速電車に乗り継いだ。
頂上への最短ルートは八方台からで、ユックリ歩いてもその日のうちに帰れるのだが、路線バスが通っていないので最寄りの磐梯町駅からタクシーでアプローチした。
駅で客待ちをしている車はなかったが、待合室に張り出してある番号に電話をかけたら10分足らずで来た。

  週日だったが八方台には20台あまりのマイカーのほかマイクロバスまで停まっていたので驚いた。
久し振りに人の多い賑やかな山を歩くこととなったが、快晴の頂上で広大な展望を楽しんだ。
積雪期も含め何度か歩いた吾妻連峰と安達太良山、残雪に輝く飯豊連峰、花が綺麗だった蔵王連峰など、思い出一杯の山々との再会だった。
下りしなには珍しいバンダイクワガタの花を見た。  下山先の裏磐梯で食べたアイスクリームも美味しかった。





  磐梯山のルートと展望
  (Map by EveryTrail: GPS Trail Maps)






バンダイクワガタ   (クリックで拡大)



☆おわりに

    東北の山は花が多い。
今回は磐梯山頂上の岩陰に咲くバンダイクワガタに巡りあえたのが特別だった。
また、安積山でも磐梯山でも、ミヤマキンバイが花盛りだった。
ツツジの類もいくつか見られた。

  梅雨の最中だったが思わぬ好天続きに恵まれ、1泊2日の山行としては最高の満足感が得られた。

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