直線上に配置

馬立-女峰山-赤薙山-霧降高原[1]
(2002.10.9-10)

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☆山行日/スタイル
    2002.10.9-10/ 民宿利用一泊二日単独
☆概況
    昨年の秋、志津小屋に泊って男体山に登った時、あらためてこの辺りの紅葉の美しさを実感した。 今年も日光の紅葉を見たいと思い、女峰山に登ることにした。 この山は日光では一番手前側に位置しているのだが頂上から赤薙山を経て霧降高原へ縦走すると結構な長丁場となる。 アプローチも不便なため後回しになっていた。 頂上直下の唐沢小屋に食料と寝袋を担ぎ上げて山中一泊で歩くのが最善なのだが、いい年をしてあまり苦労をしたくないし、今時分の避難小屋は寒いので中善寺湖畔の民宿を利用する事にした。 ここは7月の山行で泊った所で、気の利いた食べ物が出るうえに登山口まで車で送ってくれるのが有り難い。
  期日はインターネットの気象情報を参照して設定した。 ウイスコンシン大学の強調赤外衛星写真動画や韓国気象庁の
高層気象図など、豊富な情報が利用できるようになったお蔭で数日先までの天気はかなり正確に予測できる。
  秋の連休に掛かる日となったが同じルートから登頂したのはほかに3人だけ。 いずれも志津の方に戻り、縦走路に入ったのは一人だけだった。 山腹を錦繍で飾った頂稜は、時折聞こえてくる鹿の声と鳥の啼き声と風の音だけの静寂が支配する空間だった。 天気は最高に近く、随所にある展望地点では日光連山、奥鬼怒、尾瀬、那須から南東北一帯に掛けて幾重にも重なる山並みへの展望を楽しんだ。
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民宿の車で志津林道のゲートまで送ってもらって歩き出した。 秋山のひんやりした空気を吸いながら進んで行くと紅葉の林の先に女峰山が見えてきた。 中央の一番高い所が頂上で、その右手の前女峰との鞍部に唐沢小屋がある。