直線上に配置

青野原-東尾根-石砂山-篠原[2]
 (2002.1.20)

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(続き)
 この先暫くの間は小さな上り下りを繰り返しながら進んで行く様になる。 途中の小ピークからの降り口が少々トリッキーで、直進して行きたくなる所を左下の道志川谷に向けて急降下する。 401m の小ピークは藤野町基準点と刻んだ金属標識を取り付けた標石がある。 前方に石砂山の頂上が600m に満たない低山とは思われない堂々とした姿で聳え立っているのが見える。 標石の2m ほど手前から左側の斜面を急降下し、次の小ピークの右斜面をか細い踏跡で横巻いて行くと右側が檜林になる。 ここから暫くの間、檜林の中の緩やかな尾根の登りになる。 地図に記されていない歩道が尾根を乗っ越し、"佐久間東幹線 No368,9" と記した小さな黄色の道標が立っている。
 伐採跡の急な潅木斜面を登り上げて進んで行くと左下からの踏跡が合流し、煩るさい位沢山の赤いプラスチック杭が打たれている。 ここまで来れば頂上は近い。 急な斜面を登り上げるとようやく頂上の一角に達して傾斜が緩む。
 頂上はこじんまりした切り開きになっていて、ふたつの木製テーブルと東海自然歩道図の看板がある。 隣の石老山が大きく高い。 大山が奇麗な三角形を描き、その手前に宮ヶ瀬湖の水面が覗いている。 その左手は丹沢山塊の中心部だが高い所は雲の中だった。
 天気が芳しくないので西峰、川上峠を回るのは止め、東海自然歩道を篠原に下った。 頂上から車道までは僅か25分で呆気なく下山。 バスの便が悪いので石老山の麓を廻って山の裏側のピクニックランドまで歩くことにした。 篠原からピクニックランド入り口までの車道は人里離れた所を通っていて車も少ない。 そこから三ヶ木を経て橋本まではバスの本数も多くて近く、短時間でJR線の駅に出られる便利なルートだった。

北隣の石老山が大きく高く立派だったが、反対方向の丹沢主脈部が雲の中だったのが残念。
篠原バス停の下手から振り返る集落の後に石砂山が可愛らしい姿を覗かせていた。
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