直線上に配置

鳥屋-柏原の頭-茨菰山-鳥屋[2] 
(2001.12.9)

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(続き)
 右に僅か行った所にある頂上は檜を伐り払った小広場の真中に三角点標石があるだけのサッパリした所だ。 僅かに北東方向への視界が得られ、茨菰山へ繋がる前途の尾根の繋がりが見える。来た道を戻って中峰、北峰を越し、もうひとつ先の頂上を越した所はユッタリした尾根になっていて右手に宮ヶ瀬湖とその東岸に連なる高取山、経ヶ岳などの連山が望まれる。 ここがこのルート上では最高の展望点だ。 30分ほど歩いた小ピークの右横に30x40cm 位の赤地に "鳥屋猟区・津久井町" と記したプレートがある。 この3m 程先で右に分かれて急降下してゆく踏跡が茨菰山へのルートだ。 谷の向かい側は黒々した檜林の斜面になっている。 急な藪尾根で踏跡も定かではなくなるが要所にある赤いビニールテープのコースサインが助けになる。 周りを山に囲まれて野生動物のテリトリーの真っ只中に入り込んでいるという感じになる。 茨菰山とのジャンクションの最低鞍部付近は地形が複雑な上に藪もあるので慎重なルートファインディングが必要だ。 420圏のピークで直角に左折、すぐその先で尾根を乗越すと今度は直角に曲がる。 間もなく着く切通し状のコルが茨菰山への取付点に到達した証拠になる。
 かすかな踏跡を拾って行くと檜林の中で踏跡が不明瞭になるが構わず高みへ登って行けばやがて傾斜が緩み、"茨菰山"と記した白いプラスチックプレートと "神企" と刻まれた三角点標石モドキのある切り開きに着く。 ここでは全く展望がなかったので高圧送電線が直交している地点を目標に東への尾根を下降した。 踏跡も定かではないのだが尾根上を見当をつけた方向へ遮二無二下って行くと突然交差送電線の鉄塔の下の切り開きに飛び出す。 正面は金太郎権現から仙洞寺山の山でその手前の山裾を車道が通っている。   鉄塔広場のすぐ下から林道歩きが始まる。 20分ほどで鳥屋青野原道に突き当たる。 ゲートが閉まっていたので右手の電柱の後をヘツッて抜け出した。 ここから役場、郵便局、コンビニが集まった鳥屋の三又路までは僅かだ。
柏原の頭の先の596m ピークの先のなだらかな尾根からは宮ヶ瀬湖と高取山、経ヶ岳が望まれた。
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